キャンプの『たのしみ』
2月1日からはじまった春季キャンプも、気がつけばもう終盤。来週25日(土)からはオープン戦が開幕する。
選手たちは約1カ月近くを本拠地から遠く離れた場所で過ごすことになるのだが、長期間の野球漬けの毎日をどのように楽しんでいるのか。今回はキャンプ中の『たのしみ』についてOBの増渕竜義氏に聞いてみた。
「全員揃って長時間練習できるのはキャンプだけ」
僕の場合は、子供みたいかもしれませんが、長期間の共同生活が本当に楽しかったです。練習もつらいというよりは、全員が揃って長い期間練習できるのはこのキャンプだけですし、練習も楽しかったですね。
練習が終わって宿舎に戻ってからも楽しくて、チームメイトと延々野球の話をしたり、プライベートの話をしたりと、野球部の合宿の延長のような感じで、宿舎内も結構盛り上がってますよ。
また、1年目に多いのが観光地巡りですね。私も初めて沖縄に来たときは、首里城や国際通り、足を延ばして美ら海水族館などなど、まるで観光客のように名所を巡っていました。もはや修学旅行のようでしたね。観光地巡りは特に外国人選手に大人気で、外国人選手は必ずと言っていいほど観光地巡りをしていたと思います。
「ゴルフはやっぱり人気」
あと、僕はあまりやりませんでしたが、ゴルフを楽しみにしている選手は多かったです。キャンプインの前から休日にゴルフをするのが楽しみで、マイクラブをわざわざ持ってきている選手もいました。
ゴルフと言えば、忘れられないのが宮本慎也さんです。宮本さんは、オフの日を使って普段サポートをしてくれている裏方さんたちに御礼の意味を込めてゴルフのコンペを開いていました。そんな気遣いができる宮本さんは本当に尊敬しています。
ただ、宮本さんが一番上手なので、勝つのはいつも宮本さんだったみたいです(笑)