ニュース 2017.02.19. 07:45

初の個人タイトル獲得に期待がかかる選手は?

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広島の鈴木誠也
 昨季、筒香嘉智(DeNA)、野村祐輔(広島)、石川歩(ロッテ)、宮西尚生(日本ハム)などが、自身初となる個人タイトルを獲得した。今季も自身初の個人タイトル獲得に期待がかかる選手がいる。

 “神ってる”活躍で大ブレイクを果たしたプロ5年目の鈴木誠也(広島)がその一人だ。鈴木はベストナイン、ゴールデングラブ賞といった表彰は受賞しているが、個人タイトルは獲得していない。

 昨季は、6月17日と18日のオリックス戦で、2試合連続サヨナラ弾を放ち、“鈴木誠也”の名を全国に轟かせた。レギュラーを不動のモノにした7月以降は、月間打率3割5分を超えるアベレージを記録。特に9月は優勝を決めた10日の巨人戦で、2打席連続本塁打を放つなど、打率.377、7本塁打13打点を挙げた。

 個人タイトル獲得とはならなかったが、打率はリーグ2位の.335、本塁打はリーグ5位の29本、打点もリーグ5位の95打点と、打撃三部門全てでリーグ5位以内に入った。今季が実質2年目のシーズンとなり、ライバル球団からのマークが厳しくなると思うが、それを乗り越えて個人タイトルを獲得して欲しいところだ。

 投手では、3月に行われる『第4回 ワールドベースボールクラシック』(WBC)の日本代表に選出された武田翔太(ソフトバンク)もそうだ。武田は2年連続2ケタ勝利を達成するなど、ソフトバンクのエース格に成長。

 昨季の成績を振り返ると、勝ち星はリーグ2位の14勝、奪三振がリーグ5位の144、防御率がリーグ6位の2.95と上位にランクインした。2年連続で安定した投球していることを考えると、プロ6年目を迎える今季、個人タイトルを獲得しそうな雰囲気がある。

 救援陣では、2年連続30セーブを記録する松井裕樹(楽天)、山崎康晃(DeNA)、昨季リーグ2位の34セーブを挙げた中崎翔太(広島)も、自身初となる最多セーブの獲得に期待がかかる。この中から、何人の選手が個人タイトルを獲得することができるだろうか…。
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