昨年10月に行われたドラフト会議で田中正義(ソフトバンク)、柳裕也(中日)、佐々木千隼(ロッテ)といった即戦力の大学生投手がプロ入りした。彼らは、開幕先発ローテーション入りを目指し、キャンプからアピールを続けている。気になるのは、大卒の即戦力投手は1年目からローテーションに入り活躍しているかどうかだ。
2000年のドラフト以降でプロ入りした大卒投手は205人(育成入団は含まない)いるが、1年目に2ケタ勝利を記録した投手はわずかに10人しかいない。いかにプロの世界が厳しいかが分かる。
石川雅規 12勝(02年)
和田 毅 14勝(03年)
木佐貫洋 10勝(03年)
川島 亮 10勝(04年)
八木智哉 12勝(06年)
岸 孝之 11勝(07年)
沢村拓一 11勝(11年)
則本昂大 15勝(13年)
小川泰弘 16勝(13年)
大瀬良大地 10勝(14年)
この10人の中でも、最も素晴らしい活躍を見せたのは、12年ドラフト組の則本昂大(楽天)と小川泰弘(ヤクルト)だろう。
三重中京大学から12年ドラフト2位で楽天に入団した則本は、パ・リーグの新人では58年の杉浦忠以来となる開幕投手を務めるなど、ローテーションの一角として15勝をマーク。エース・田中将大とともに先発陣を引っ張り、球団初となるリーグ優勝、日本一に大きく貢献した。
小川は創価大から12年ドラフト2位でヤクルトに入団。投球フォームがノーラン・ライアンに似ていることから注目を浴びた男は、開幕から白星を積み重ねていき、前半戦が終了した時点で10勝。8月に調子落とした時期もあったが、最終的にはリーグ最多の16勝を挙げた。
一方で、“大学BIG3”と呼ばれた07年大学・社会人ドラフトでプロ入りした大場翔太、加藤幹典、長谷部康平の3人は、大場が3勝、長谷部が1勝、加藤が0勝に終わった。大場はプロ初登板となった楽天戦で、パ・リーグ史上初のプロ初登板で無四球完封勝利、4月5日のロッテ戦で16奪三振を記録し2度目の無四球完封勝利したが、5月以降は大学時代のような投球を見せることができなかった。
即戦力として期待された大卒投手も、1年目から2ケタ勝利をケースはかなり少ない。田中、柳、佐々木などは、1年目から2ケタ勝利を挙げることができるだろうか…。
2000年のドラフト以降でプロ入りした大卒投手は205人(育成入団は含まない)いるが、1年目に2ケタ勝利を記録した投手はわずかに10人しかいない。いかにプロの世界が厳しいかが分かる。
石川雅規 12勝(02年)
川島 亮 10勝(04年)
八木智哉 12勝(06年)
岸 孝之 11勝(07年)
沢村拓一 11勝(11年)
則本昂大 15勝(13年)
小川泰弘 16勝(13年)
大瀬良大地 10勝(14年)
この10人の中でも、最も素晴らしい活躍を見せたのは、12年ドラフト組の則本昂大(楽天)と小川泰弘(ヤクルト)だろう。
三重中京大学から12年ドラフト2位で楽天に入団した則本は、パ・リーグの新人では58年の杉浦忠以来となる開幕投手を務めるなど、ローテーションの一角として15勝をマーク。エース・田中将大とともに先発陣を引っ張り、球団初となるリーグ優勝、日本一に大きく貢献した。
小川は創価大から12年ドラフト2位でヤクルトに入団。投球フォームがノーラン・ライアンに似ていることから注目を浴びた男は、開幕から白星を積み重ねていき、前半戦が終了した時点で10勝。8月に調子落とした時期もあったが、最終的にはリーグ最多の16勝を挙げた。
一方で、“大学BIG3”と呼ばれた07年大学・社会人ドラフトでプロ入りした大場翔太、加藤幹典、長谷部康平の3人は、大場が3勝、長谷部が1勝、加藤が0勝に終わった。大場はプロ初登板となった楽天戦で、パ・リーグ史上初のプロ初登板で無四球完封勝利、4月5日のロッテ戦で16奪三振を記録し2度目の無四球完封勝利したが、5月以降は大学時代のような投球を見せることができなかった。
即戦力として期待された大卒投手も、1年目から2ケタ勝利をケースはかなり少ない。田中、柳、佐々木などは、1年目から2ケタ勝利を挙げることができるだろうか…。