ニュース 2017.02.22. 09:00

低年俸で活躍した外国人といえば…

無断転載禁止
長打力が魅力だったブランコ(写真はオリックス時代)
 年俸1000万円の新外国人・シリアコ(DeNA)が練習試合でアピールを続ける。19日に行われたヤクルトとの練習試合で、原樹理から本塁打を放つと、翌20日のKIAとの練習試合でもタイムリーを放った。

 シリアコは年俸1000万円の格安助っ人だが、過去に低年俸で活躍した外国人はいたのだろうか…。近年ではブランコが当てはまる。ブランコは前年限りで退団したウッズに代わる外国人として、09年に中日に入団。年俸2760万円で入団したブランコは、3・4月は打率.227、4本塁打と低迷も、5月に入ると本塁打を量産。5月7日の広島戦では、ナゴヤドームの天井スピーカーに直撃する認定本塁打を放った。6月以降も本塁打を伸ばし、最終的にはリーグトップの39本塁打、110打点を挙げ本塁打と打点の二冠に輝いた。

 ブランコは中日で4年間プレーした後、13年からDeNA、15年からオリックスに所属。DeNA移籍初年度となった13年には、来日後自己最高となる打率.333、41本塁打、136打点をマークした。中日に入団したときは年俸2760万円だったが、オリックスに所属した昨季年は2億5000万円だった。

14年途中に西武に入団したメヒアも、1年目の年俸は3570万円だった。メヒアは来日初出場となった5月15日の日本ハム戦で、来日初打席初本塁打を記録すると、5月は12試合に出場して月間打率.440、3本塁打、8打点の大暴れ。

 6月以降、打率は下がったが、本塁打は7月に8本、8月に11本と量産。7月以降に本塁打を26本記録したメヒアは、途中入団ながらも同僚の中村剛也とともに34本塁打で本塁打王のタイトルを獲得した。

 2年目は調整不足の影響が響き、成績を落としたが、3年目の昨季は来日後自己最多となる35本塁打をマークし復調。今季の年俸は助っ人外国人最高の5億円となっている。

 また、メヒアと並び外国人選手今季最年俸のサファテ(ソフトバンク)は、日本1年目となった広島での年俸は3600万円だった。

 1年目から35セーブを記録するなど、2年間で104試合に登板。広島での在籍は2年のみだったが、その後西武を挟んで2014年からはソフトバンクへと移籍。加入から3年間で115個のセーブを挙げ、2015年から2年連続で最多セーブのタイトルも獲得。今では年俸5億円と、日本で大成功を収めている。

 シリアコは、ブランコ、メヒア、サファテのように“ジャパニーズドリーム”を掴むことができるだろうか。

※金額は推定
ポスト シェア 送る

もっと読む

  • ALL
  • De
  • 西