昨季楽天で三塁最多出場だった今江敏晃(C)KYODO NEWS IMAGES

◆ 楽天が課題にするサード

 2013年に球団初のリーグ優勝・日本一を達成した楽天だが、翌14年から3年連続Bクラスに沈む。楽天の課題点は長距離砲、先発などがあるが、サードの固定もその1つに当てはまりそうだ。

 最近10年の楽天のサード最多出場選手をみると、100試合以上出場した選手は13年のマギーしかいない。13年に加入したマギーは、4番ジョーンズの後を打つ5番打者として、打率.292、28本塁打、93打点と球団初のリーグ優勝・日本一に大きく貢献した。

 マギーのようにサードのレギュラー候補として入団した選手はいたが、失敗したケースが多い。08年オフに中日からFAで加入した中村紀洋は10年にチーム最多の98試合に出場したが、前年の09年はチーム2位の63試合にとどまった。

 11年にはメジャーで4年間プレーした岩村明憲が加入も、極度の打撃不振で、最多出場となったものの69試合のみ。翌12年はセカンドを主戦場にしていた高須洋介の53試合だった。13年はマギーがサードのレギュラーに君臨も、退団した14年以降は14年が銀次の69試合、15年がウィーラーの54試合が最多出場だった。

 そして15年オフに、FAでロッテから今江を獲得したが、故障や打撃不振などで、シーズンを一軍でプレーすることができずサードとしての出場は83試合。100試合に届かなかった。

 今季も今江がレギュラー筆頭だが、外野や指名打者での出場が多かったウィーラー、若手の内田靖人、中川大志などもいる。長年固定できていないサードのポジションをモノにする選手は誰になるだろうか。

◆ 最近10年間のサード

07年 草野大輔(86試合)
08年 草野大輔(99試合)
09年 草野大輔(91試合)
10年 中村紀洋(98試合)
11年 岩村明憲(69試合)
12年 高須洋介(53試合)
13年 マギー(130試合)
14年 銀次(69試合)
15年 ウィーラー(54試合)
16年 今江敏晃(83試合)
※()はサードでの出場試合数

この記事を書いたのは

岩下雄太

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