ニュース 2017.02.24. 17:00

【侍ジャパン】過去3大会のセカンドは誰が務めた?

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WBC第2回大会にセカンドで出場した岩村明憲

菊池と山田がセカンド争い


 『第4回ワールドベースボールクラシック』(WBC)の開幕まで2週間を切り、23日から強化合宿がスタートした。

 セカンドに目を向けると、今大会は4年連続ゴールデングラブ賞の菊池涼介(広島)、2年連続トリプルスリーを達成した山田哲人(ヤクルト)のレギュラー争いが注目される。両選手とも球界を代表する選手ということもあり、高いレベルでの競争が繰り広げられそうだ。

 今大会はセカンドでレギュラー争いが勃発しているが、過去3大会のセカンドは誰が務めたのだろうか…。

第1回は西岡が全8試合で出場


 過去のWBCを振り返ると、初代王者となった第1回大会は、セカンドを本職にする選手はいなかったが、05年日本一に輝いたロッテで遊撃と二塁の両方をこなした西岡剛が第1ラウンドの中国戦から決勝のキューバ戦まで全8試合でフル出場。

 西岡は全8試合で『2番・セカンド』で出場し、大会通算11安打を記録。第2ラウンドのメキシコ戦を除いて、その他の試合は全て安打を放ち、中国戦と韓国戦で本塁打を放った。

【2006年】
西岡剛(8試合)


第2回大会は岩村が最多出場


 大会2連覇を達成した第2回大会は、岩村明憲、片岡易之(当時)といった前年にセカンドでレギュラーを務めた選手が選出された。

 第1回大会は主にサードを務めた岩村だったが、メジャー移籍後にセカンドへコンバート。WBC前年の08年にはレイズのセカンドとして、ワールドシリーズ出場に大きく貢献した。第2回大会では、9試合全てにセカンドで先発出場。主に1番に繋ぐ9番打者として活躍した。

 西武のセカンドのレギュラーだった片岡は、本職のセカンドでの出場は途中出場した第1ラウンドの中国戦のみ。その他の試合では、ショート、サードで出場した。

【2009年】
岩村明憲(9試合)
片岡治大(1試合)


第3回大会は鳥谷が6試合に出場


 準決勝で敗れ、3大会連続世界一とはならなかった第3回大会。この大会は、松井稼頭央、井端弘和、鳥谷敬、坂本勇人といったショートを主戦場にする選手が多く選出された一方で、本職のセカンドは本多雄一のみだった。

 そのため、チームではショートを守る鳥谷が最多の6試合に出場。次いでメジャー時代セカンドを守っていた松井が4試合、本職の本多と本大会で大活躍した井端が2試合だった。スタメン出場をみると、鳥谷と松井のそれぞれ3試合が最多だった。

【2013年】
鳥谷 敬(6試合)
松井稼頭央(4試合)
本多雄一(2試合)
井端弘和(1試合)


 25日に行われる「2017 侍ジャパンオープニングマッチ(13時試合開始、KIRISHIMAサンマリン宮崎)」では菊池が『2番・セカンド』、山田が『1番・指名打者』で出場する。前回大会を除いて過去2大会は、セカンドのスタメンが固定されていた。山田と菊池、どちらが先発の座を掴み取るか注目だ。
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