投手陣がピリピリ...?
第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一奪還を目指す侍ジャパンは24日、サンマリンスタジアム宮崎で強化合宿2日目に臨んだ。
この日は、前日も早出練習に取り組んだ大野奨太(日本ハム)、秋山翔吾(西武)、嶋基宏(楽天)に加え、小林誠司(巨人)、田中広輔(広島)、鈴木誠也(広島)の3人が早出。また、石川歩(ロッテ)も本隊より早く球場に入った。
午前は初日に続いてキャッチボール、投内連係やシートノックがメイン。午後は投手と野手にわかれて練習が行われ、投手陣は則本昂大(楽天)、藤浪晋太郎(阪神)、松井裕樹(楽天)、宮西尚生(日本ハム)、増井浩俊(日本ハム)、千賀滉大(ソフトバンク)が初のブルペン投球を行っている。
この日は2009年のWBCで侍ジャパンを世界一に導いた原辰徳氏や、桑田真澄氏、槙原寛己氏ら大物OBが熱視線を送る中での投球。千賀は「とても緊張してフォームが良くなかった」と苦笑い。「それでも後半は良くなってきた」と一定の手応えをつかんだ。
中継ぎでの起用が濃厚となっている点については、「キャンプ中から(中継ぎと)言われていたので問題ない」ときっぱり。「本番まで少ししかないので、一戦一戦しっかりと投げれるように」と万全の準備をしていく。
また、今回の代表で最年少の松井も、「雰囲気にのまれて…ビビッてしまいました。今日は良くなかったです」と全力を見せられなかったことを悔いたが、「状態は上がってきている。自分の持ち味は空振りを狙って思いっきり投げることなので、全力でビビらずにやっていきたい」と気合を入れ直した。