ニュース 2017.02.28. 22:35

侍ジャパン、CPBL選抜に敗戦 17安打、8失点と投手陣に不安を残す

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3回6安打3失点と精彩を欠いた侍ジャパン・則本昂大(楽天)

壮行試合

● 日本 5 - 8 CPBL選抜チャイニーズ・タイペイ ○
<2月28日 福岡ヤフオク!ドーム>

 第4回ワールドベースボールクラシック(WBC)で王座奪還を目指す侍ジャパンは28日、福岡ヤフオク!ドームでCPBL選抜チャイニーズ・タイペイと対戦し、投手陣が17安打8失点と精彩を欠き、5-8で敗れた。

 先発した則本昂大(楽天)は立ち上がりからピリッとしなかった。初回連打でいきなり無死一、三塁とピンチを背負うと、王柏融がライトへ放った打球を平田良介(中日)がスライディングキャッチ。平田は飛び出していた一塁走者を刺すも、その間に三塁走者が生還し、ソフトバンクとの練習試合に続き先制を許す。

 初回から追いかける展開となった侍ジャパンは、その裏、一死走者なしからソフトバンクとの練習試合で3安打の2番菊池涼介(広島)がフェンス直撃の二塁打で出塁。続く坂本勇人(巨人)は中飛に倒れたが、4番筒香嘉智(DeNA)がレフト線へタイムリーを放ちすぐさま同点に追いつく。

 続く2回は先頭の松田宣浩(ソフトバンク)が左中間を破る二塁打で出塁すると、大野奨太(日本ハム)がきっちり初球で送りバントを決め、一死三塁。ここで秋山翔吾(西武)の内野安打の間に、三塁走者の松田がホームを踏み勝ち越しに成功する。

 1点のリードをもらった則本だったが、3回先頭の陽耀勲の内野安打で出塁を許すと、一死後、王柏融にバックスクリーンに飛び込む2ランを浴び逆転された。

 1点ビハインドの4回は、この回からマウンドにあがった2番手・牧田和久(西武)が、先頭の潘武雄にフェンス直撃の二塁打を浴びると、続く陳俊秀にセンターの頭を超えるタイムリーで失点。5回も内野ゴロ、陳俊秀に2打席連続タイムリーを打たれ3失点。牧田は2回を投げて4失点とピリッとしなかった。

 さらに6回から登板した増井浩俊(日本ハム)は、2本のヒットと四球などで二死満塁のピンチを背負うと、ポン・ジョンミンに押し出し四球を与え失点した。

 6点を追う7回に、菊池の2点タイムリー三塁打と坂本の内野ゴロの間に3点を返したが、大量失点が響き敗れた。

 侍ジャパンはソフトバンクとの強化試合から2連敗。本大会は1週間後に迫っているだけに投打に早急の立て直しが求められる。

試合結果

台|102 131 000|8
日|110 000 300|5

▼ 投手リレー
日:則本、牧田、宮西、岡田、松井-大野、小林
台:王溢正、セゴビア、ダウンズ、林柏佑、頼鴻誠、陳禹勲 - 林泓育、高志綱

▼ 日本・スタメン
(指)山田哲人
(二)菊池涼介
(遊)坂本勇人
(左)筒香嘉智
(一)中田 翔
(右)平田良介
(三)松田宣浩
(捕)大野奨太
(中)秋山翔吾
P.則本昂大
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