ニュース 2017.03.02. 09:00

【侍ジャパン】過去3大会の1番打者といえば…

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第1回と第2回大会で1番に座ったイチロー

壮行試合2試合は山田が1番でスタメン


 CPBL選抜との壮行試合が終わり、『第4回 ワールドベースボールクラシック』(WBC)が目前に迫っている。

 1番打者に注目すると、この2試合は日本プロ野球史上初となる2年連続トリプルスリーを達成した山田哲人(ヤクルト)が1番に座った。

 では、過去3大会のWBCで1番打者を務めた選手は誰なのだろうか…。


第1回大会の1番最多出場はイチロー


 第1回大会は、04年にメジャーシーズン新記録となる262安打を放ったイチローが参加したこともあり、チーム最多の6試合で1番を務めた。

 第1ラウンドの3試合が終了した時点で、13打数3安打、打率.230と調子があがらなかったが、第2ラウンド初戦のアメリカ戦で先頭打者本塁打を記録。続くメキシコ戦では、同大会初となるマルチ安打をマークした。

 復調の兆しを見せ始めたイチローは第2ラウンドの韓国戦まで1番を務めたが、準決勝は青木宣親、決勝は川崎宗則が1番を打った。

 普段の試合中はクールなイチローだが、WBCでは闘争心むき出しにするなど、メジャーの公式戦とは違う一面を見せたのも印象的だった。

【2006年】
イチロー(6試合)
青木宣親(1試合)
川崎宗則(1試合)


第2回大会は全試合でイチローが1番


 第2回大会は、全試合でイチローが1番でスタメン出場した。

 第1ラウンドは韓国戦で3安打を放ったが、14打数4安打、打率.286と絶好調というわけではなかった。舞台をアメリカに移した第2ラウンド以降も、マルチ安打が第2ラウンドGame5のキューバ戦のみと、準決勝が終了した時点で打率.210と下降。

 それでも、原辰徳監督は調子のあがらないイチローを信頼し、決勝の韓国戦でも『1番・ライト』で先発起用した。第1打席でセンター前ヒットを放つと、第4打席でバント安打。続く第5打席でライトへ二塁打。そして、3-3で迎えた延長10回の第6打席で、林昌勇から決勝の2点タイムリー。最後の最後は、イチローが決めた。

【2009年】
イチロー(9試合)


第3回大会は1番を固定できず…


 第1回大会、第2回大会はイチローが不動の1番を務めたが、第3回大会はイチローが代表入りしなかったため、大会通じて固定することができず、長野久義、鳥谷敬、坂本勇人、角中勝也の4人が務めた。

 最も多く1番で出場したのは、長野、鳥谷、坂本の3人。長野は第2ラウンド Game6のオランダ戦で5打点の大暴れ。1番での成績は、9打数3安打、打率.333、6打点の活躍だった。

 鳥谷は第2ラウンド Game4のオランダ戦で先頭打者本塁打を放つなど、2試合で9打数3安打、打率.333、1本塁打、1打点。

 坂本は第1ラウンドの初戦・ブラジル戦、続く中国戦で1番で出場したが、8打数1安打、打率125、1打点に終わった。

【2013年】
長野久義(2試合)
鳥谷 敬(2試合)
坂本勇人(2試合)
角中勝也(1試合)
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