ニュース 2017.03.01. 22:32

侍ジャパン、前夜のうっぷん晴らす快勝 菅野が貫禄の4回無失点

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侍ジャパン・壮行試合
● CPBL選抜 1 - 9 日本
<3月1日 福岡ヤフオク!ドーム>

 前日の対戦で打ち合いの末に敗れた侍ジャパンだったが、この日は投打が噛み合い快勝。対外試合の連敗も2でストップした。


 先攻の侍ジャパンは、1番の山田哲人が嫌な流れを断ち切る先頭打者本塁打。幸先よく1点を先制すると、先発の菅野智之も快投を披露。4回まで58球で無失点と試合をつくり、後を託す。

 打線は5回、相手のタイムリーエラーと中田翔の犠飛で2点を追加し、6回には相手のミスに乗じて2点を加え、筒香嘉智の2点タイムリーで計4点。7回にも2点を挙げ、着実にリードを広げていった。

 5回から登板した2番手の石川歩は、3イニングで59球とやや苦しみながらも1失点で踏ん張る投球を披露。前日打ち込まれた中継ぎ陣も、8回は藤浪晋太郎、9回は千賀滉大がしっかり無失点でつなぎ、9-1で勝利を収めた。


 合計9点を奪いながらも適時打は筒香が放った1本だけと、相手のミスに助けられた部分は否めないが、なにはともあれ欲しかった1勝をゲット。投手陣ではエースとしてのはたらきに期待がかかる菅野と、初戦のキューバ戦で先発が見込まれる石川の2人が結果を残し、本戦に向けて良い形で最終調整を締めくくることができた。今日登板したリリーフの2名を含め、収穫と言えるだろう。

 今後は3日に阪神、5日にオリックスと強化試合を戦う侍ジャパン。この1勝が良いきっかけとなり、勢いに乗って3月7日のWBC開幕を迎えてほしいところだ。
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