第4回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）の初戦で日本が対戦するキューバが2日、京セラドーム大阪で全体練習を実施。昨季までロッテに在籍し、今季からソフトバンクに移籍するデスパイネがフリー打撃で快音を響かせた。

　フリー打撃の1組目に登場したデスパイネ。豪快なスイングで打球を軽々とスタンドへ運ぶ。40スイング中、実に12本の柵越えを放った。

　「良い感じ。日本にきて元気がついてきた」とにやり。すこし大きくなった体で、規格外のパワーを見せつけた。

　また、練習中には元チームメイトの石川歩と談笑する場面も。「ロッテで仲間として3年間一緒にやってきたので対戦相手として考えるのは難しい」と複雑な心境を明かすも、「二人とも活躍できるように」と互いの健闘を祈った。

　侍ジャパンについては「かなり強いチーム。強い投手ばかり。激しい試合になる」と警戒。若手選手に「日本の投手がどういう球を投げるのか、経験した中で培ってきた知識を教えています」と話した。

　「日本とキューバは（WBCの）最初の試合になるので、良い試合ができるように」。強敵キューバの主砲が力を込めた。