第4回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）の初戦で日本が対戦するキューバが2日、京セラドーム大阪で全体練習を実施。元巨人のセペダやソフトバンクのデスパイネがフリー打撃で柵越えを連発し、報道陣をうならせた。

　セペダは「日本にくることができてとてもうれしい」と笑顔。「WBCで活躍できるように」と意気込む。

　2月28日の日本対台湾選抜の試合を若手に説明しながら観戦したというセペダは、侍ジャパンについて「オフェンスもディフェンスも完璧。やっぱり強い」と絶賛。中でも坂本勇人の名を挙げ、「日本にいた時から良いと思っていた」と元同僚を警戒した。

　キューバの強みは「若い力」。19歳のセスペデスや21歳のメサが目立っているとマルティ監督は話す。

　日本戦での先発は未定。「（WBC初戦までに）まだ試合がある。日本はどういうチームか、どこが一番の弱点かを研究して先発を決める」と明かした。

　第1ラウンドで日本の最大の敵となることが予想されるキューバ。指揮官は、「暑いキューバから寒いアジアにきて最初は厳しかったが、コンディションは整ってきている」と順調ぶりをアピールした。