ニュース 2017.03.04. 12:00

【侍帯同記】取材中に感じた“大谷ロス”

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巷ではびこる“大谷ロス”?
 “大谷ロス”。侍ジャパンの取材中、いたるところで感じました。

 3日に京セラドーム大阪で行われた強化試合キューバ代表対オリックスの試合後、会見に臨んだキューバ代表の監督と二人の選手。彼らの口から次々に『オオタニ』と言う名前がこぼれました。

「オオタニ注目していたがケガで出場しないと聞いている。その他の選手でいうと、これまでに参加している選手たちは実績もありますし警戒すべき存在になる」(モレホン捕手)

「テレビで見てオオタニはすごい選手だと思ったが、今回は出場しないということで。それにしても、これまで参加してきた選手も含めてチーム全体がすごく強いチーム」(ブランコ投手)

 報道陣から警戒する日本の選手を問われた二人から返ってきたのはこんなコメントでした。『オオタニ』がいなくても日本は強い。そう話しましたが、やはり名前が出てきたのはここにいない大谷ただ一人でした。

 宮崎でも『大谷』というフレーズを何回聞いたことでしょうか。

 宮崎では連日、テレビのニュースで「侍ジャパン強化合宿のため、混雑が予想されます」、「10万人が強化合宿に訪れる見込みです」と報道されていました。しかし、地元の方やタクシーの運転手さんは、「人、そんなにいないね」と寂しそうに漏らしました。

 そしてみんなその後に続けるのです。「大谷がいないからね」と。みんな大谷がくるのを心待ちにしていたようです。

 巷にはびこる“大谷ロス”に加え、侍ジャパンもここまで1勝3敗と苦戦気味? 出場する侍メンバーには、そんな“大谷ロス”を払拭するくらい大暴れしてもらいたいところです。

文=加藤晃子(かとう・あきこ)
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