ニュース 2017.03.04. 10:51

【侍ジャパン】嶋がWBC出場辞退「次回があるなら」…代役は炭谷

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3日の試合前練習では笑顔をのぞかせるも
 嶋基宏(楽天)が4日、大阪市内のホテルで会見を開き、 右ふくらはぎ痛のため、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の出場を辞退すると発表した。代わって、炭谷銀仁朗が追加招集される。

 代表辞退を発表した嶋は、「一番はやはり悔しいです」と心境を吐露。「出るからには100%、120%で出ないと。代表もそうですし、応援してくださるファンの方にも迷惑をかける。正直、今の状態ではそういうパフォーマンスができないと自分で判断した。2日前に僕の方から小久保監督に話をした」と説明した。

 楽天でのキャンプ中から患部の痛みを訴えていた嶋は、侍ジャパンに合流後も別メニュー調整。2日の公式練習時には「まだゲームレベルではない」と話していた。

 小久保監督も「こういう状態でも必要な選手」と信頼を置いていたチームの要の離脱。チームメイトからは「しっかり治せ」と言葉をかけてもらったという。嶋も「テレビの前で全力で応援する」と仲間に言葉を残した。

 代役は炭谷銀仁朗(西武)に決定。背番号は「9」をつける。炭谷は、2013年の第3回WBCに出場した経験もある。レオの大黒柱が嶋に代わって捕手陣を引っ張る。

 小久保監督は「嶋は侍ジャパントップチームの精神的支柱として、世界一奪還を実現するために共に戦ってきてくれた。このタイミングでの辞退は本人が一番悔しい思いをしている。嶋の想いも背負い、チームが結束して本大会に臨みたい。炭谷のWBCやプレミア12などの国際大会を戦い抜いた豊富な経験に期待している」とコメントした。

 「次回またWBCがあるなら、選ばれるような成績を残すという新たな目標ができた。また頑張りたい」。嶋は悔しさをこらえて前を向いた。
 



 
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