強化試合
○ 阪神 4 - 2 侍ジャパン ●<3月3日 京セラドーム大阪>
第4回ワールドベースボールクラシック(WBC)で王座奪還を目指す侍ジャパンは3日、阪神と強化試合を行い2-4で敗れた。
2月25日に行われたソフトバンクとの練習試合で、3回無失点に抑えた武田翔太(ソフトバンク)が先発。前回の登板で好投した武田だったが、この日は初回、先頭の北條史也にいきなりライト前に運ばれると、続く高山俊の二塁打で無死二、三塁とピンチを背負う。3番の鳥谷敬を投ゴロに打ち取るも、4番・原口文仁の遊ゴロの間に三塁走者・北條の生還を許し、先制を許す。
武田は2回も、四球と安打などで一死二、三塁とされると、板山祐太郎にライトへ2点タイムリー二塁打を打たれ、この回も失点。
武田はピリッとしなかったが、リリーフ陣は安定していた。3回からマウンドにあがった牧田和久(西武)が、2回をパーフェクトリリーフ。5回からの1イニングを平野佳寿(オリックス)も、1安打を許したが3奪三振。6回から登板した増井浩俊(日本ハム)も1イニングを無失点に抑えた。
投手陣を援護したい打線も、7回二死走者なしから中田翔(日本ハム)の本塁打で1点を返す。続く山田哲人は二塁打で出塁したが、鈴木誠也(広島)が三ゴロに打ち取られ、追加点とはならなかった。
続く8回は先頭の代打・田中広輔(広島)の安打、続く代打・秋山翔吾(西武)の死球で無死一、二塁とすると、1番に戻り青木宣親(アストロズ)が二ゴロで走者を進める。このチャンスに2番・菊池涼介(広島)は投ゴロに倒れるも、三塁走者の田中が生還し1点差に迫った。
しかし、その裏二死一塁から秋吉亮(ヤクルト)が守備から途中出場した糸原健斗にタイムリー二塁打を浴び万事休す。9回の攻撃も抑え込まれ、2-4で敗戦した。