ニュース 2017.03.04. 08:00

【侍ジャパン】青木、魅せたチームバッティング!敗戦も「良いところもたくさんあった」

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 2日に侍ジャパンに合流した青木宣親(アストロズ)が3日、阪神と強化試合に「1番・中堅」で先発。チームバッティングで貴重な1点をもぎ取った。

 2点を追う8回、先頭の代打・田中広輔が中前安打で出塁すると、続く代打・秋山翔吾は死球。無死一、二塁で打席に立った青木は、マテオの153キロの直球をきっちりと二塁に転がし、走者を進めた。その後、菊池の投ゴロの間に田中が生還。追加点を奪った。

 「実戦では打撃の感覚だけでなく、きょうのような状況判断も大事。チームプレーなので。きょうは良い形でできた」と納得の表情だ。

 第2打席では中前打を放った青木。自身の打撃の状態については「良くも悪くもない」と話す。さらに「もう少し良くなる」と続けた。

 チーム最年長の35歳。優勝した第1回、第2回大会に出場したベテランが後輩に示すのは技術だけではない。

 この日、試合前の円陣で声出しを行った青木。「急だったのでもっと考えていれば。本番ではもっと気持ちの入るような言葉をかけられれば」と笑う。合流した2日にはメンバーに「『ノリさん』、『青さん』と呼んで」と話しかけ、話しやすい雰囲気を作った。チームの雰囲気は良い。「元気があって明るかった。前向きに声も出ている」と満足気。

 小久保監督も「当たり前ですけど、凄く大きな存在。大会中も勉強させてもらいたい。一緒に戦っていくなかで一緒に頑張りたい」と期待を込める。

 「きょうは負けてしまって残念だが、良いところもたくさんあった」。2大会ぶりの世界一へ。優勝請負人が先頭に立ち、侍たちを世界の頂へと引っ張る。
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