上林誠知,
ソフトバンクの上林誠知

 『第4回ワールドベースボールクラシック』(WBC)日本代表に選出された山田哲人(ヤクルト)、鈴木誠也(広島)の2人は、高卒4年目に大ブレイクした。山田は高卒4年目の14年に日本人の右打者でシーズン最多となる193安打を放ち、“神ってる”活躍でレギュラーに定着した鈴木も昨季、打率.335、29本塁打、95打点の活躍をみせた。15年に初めて規定打席に到達し、打率リーグ3位の.326を記録した近藤健介(日本ハム)も高卒4年目のシーズンだった。

 ここ3年、高卒4年目の打者がブレイクする傾向にある。今年4年目にあたる打者をみると、高卒2年目に打率.287、17本塁打、68打点を記録した森友哉(西武)をはじめ、2年目の15年にプロ初本塁打を満塁本塁打放った上林誠知(ソフトバンク)、昨季85試合に出場した若月健矢(オリックス)、昨季プロ初本塁打を放った内田靖人(楽天)などがいる。

 その中でも、最も期待がかかるのは上林だろう。プロ初本塁打を満塁本塁打とド派手な初安打を飾ったプロ2年目に、二軍では88試合に出場し、打率.334、10本塁打、46打点、16盗塁の活躍。打率、安打、盗塁などでウエスタン・リーグトップを記録。

 3年目の昨季は一塁と指名打者で出場していた李大浩が退団し、左翼の内川聖一が一塁へコンバートで、外野のポジションが1つ空き、レギュラー獲得の可能性が高まった。だが、オープン戦で打率.125と結果を残すことができず、開幕二軍スタート。結局、一軍では14試合の出場にとどまり、二軍でも打率.247と低迷した。

 そして今季は、山田、近藤、鈴木がブレイクした4年目のシーズンを迎える。山田、近藤、鈴木の3人は、前年に一軍で90試合以上に出場した。彼らに比べ一軍での経験がないところは気なる部分ではあるが、選手層の厚いソフトバンクでレギュラーを勝ち取ることができれば、大ブレイクする可能性を秘めている。開幕までの間にどれだけアピールできるだろうか。

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この記事を書いたのは

岩下雄太

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