侍ジャパンの菅野智之（巨人）が4日、大坂府内のグラウンドで練習を行った。

　この日、休日返上で練習を行った侍のエース。練習中には笑顔が多くみられ、終始リラックスモードだった。

　「チームの雰囲気はすごく良いです。結果が伴っていないだけ」。ここまで、実戦4試合で1勝3敗。苦境に立たされている侍ジャパンだが、下を向いてる暇はない。

　WBC開幕まで残り2日。菅野は本番へ向けて「やってきたことをやるだけ」と覚悟を決めた。

　2015年のプレミア12でバッテリーを組んだ嶋の離脱については「『また組みたい』とおっしゃってくれていた。残念だが、本人が一番悔しいと思う。嶋さんの分まで」と話した。

　「日本の投手が世界クラスということを見せつけるチャンス。なめられたくない」。侍のエースが鋭い眼差しで言い切った。

「小久保監督も言うように、しっかり投手で勝たないといけない。守り勝つ野球の中心にいられたら」

　1日のCPBL選抜チャイニーズ・タイペイとの壮行試合では、4回4安打無失点3奪三振と完璧な投球を見せた右腕。世界一奪還へ、腕を鳴らす。