ニュース 2017.03.05. 12:00

【侍帯同記】国際試合の取材は大変…

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小久保監督を囲む報道陣
 いよいよあす6日、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が開幕します。日本の初戦までもあと2日、「ついに」という感じです。

 大阪もきょうが最終日。23日から始まった侍ジャパンの遠征も終わり、あす東京へと戻ります。

 侍帯同記もそろそろネタが…(笑)。ということで今回は国際試合の取材の難しさについてです。

 まず、日本代表というだけあって、報道陣がとにかく多いんです。そして、その報道陣が一斉に選手を囲むわけですから、良い位置をキープしないと、選手の声が全く聞き取れません。加えて、私は身長150センチと小柄なもので、男性記者が多い中、ほぼ埋もれます(笑)。囲み取材の位置取りはすごく重要なのです。

 さらに、球場によって取材しやすいところとそうでないところがあります。球場には『ミックスゾーン』と呼ばれるところがあり、そこで選手に声をかけて取材を行います。そのミックスゾーンは球場によってまちまち。すごく広い(長い)ところもあれば、そうでないところも。ベテラン記者さんたちでさえ、「ここのミックスゾーンは取材しにくい」などと話しています。

 野球ではポジショニングがとても大切ですが、記者も取材する上で“ポジショニング”がとても重要となっているのです。

 また、国際大会ならではの大変さといったら、言葉の壁です。例えば、相手国の選手に何か聞きたいと思っても、言葉が通じない。通訳さんを介してでしかインタビューができません。しかし、時々外国語が堪能な記者さんがいて、流ちょうに選手と話をされています。これを見ると、私も外国語、勉強しようかなという気持ちになるのですが…如何せん、アルファベットを見ると眠くなってきてしまいます(笑)

文=加藤晃子(かとう・あきこ)
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