「流れを変える」チームメイトの前で宣言
「流れ変えるくらいの勢いで頑張ってきます」。侍ジャパンに追加招集が決まった炭谷銀仁朗は、西武の選手たちの前でそう誓った。
4日の朝、侍ジャパンは嶋基宏のWBC出場辞退を発表。代替選手として、2013年のWBCに出場した炭谷が選ばれた。
緊急参戦となった炭谷は「体の状態は問題ありません。早くチームとコミュニケーションを取りたいと思います。WBCという大きな舞台を経験させていただけるのですべてがプラスになるようにしたいです」と前向きに話した。
WBC球への対策バッチリ
昨年12月、第4回WBC参加メンバーの発表前、炭谷はWBCについてこう語った。
「選ばれたら全力を尽くして自分のできることを精いっぱい頑張るつもりですけど、まだ(選考メンバーについて)全く聞いてないんでね。準備というか心の持ちようはあれですけど」
さらに、滑ると言われるWBC球についても「前回のWBCを経験しているので、滑るボールへの対策は自論では持っている。投手じゃないので、一週間もあればたぶん慣れると思う」と話していた。
「あいつは天才」先輩が太鼓判
「あいつは大丈夫ですよ、天才だから」。そう太鼓判を押すのは西武の先輩・上本達之。長年、近くで見てきた先輩が言うのだから間違いない。
プロ11年間で1018試合に出場。2013年の第3回WBCでは3試合でマスクをかぶるなど、経験値は高い。
土壇場での参戦となったが、球界屈指の捕手・炭谷に不安はない。