ニュース 2017.03.07. 08:00

【侍ジャパン】中田、世界一奪還へ「攻めて攻めて攻めていく」

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中田翔がWBCへ向けて意気込みを語った
 「ここまできたらやるしかない」。そう語る27歳の顔はいつになく真剣だった。

 侍ジャパンの中軸を担う中田翔が6日、世界一奪還へ向けて意気込んだ。

 この日、東京ドームで前日練習を行った中田。フリー打撃では快音を響かせた。「コンディションは悪くない。最後の最後で自分のスイングを取り戻せた。後は気持ちだけ」とうなずく。

 ここまでの道のりは長かった。日本ハムのキャンプ中に痛めた左手首の影響からか、不振が続いた。実戦では結果が全く出ず、報道陣の取材に苛立ちを隠せないこともあった。

 それでも復調を信じ、バットを振り続けた。2月28日に行われた台湾選抜との壮行試合で待望の今季初安打。3日の阪神との強化試合では、新外国人メンデスから左翼ポール際に豪快な一発を放り込んだ。



 「正直、気持ちの高ぶりはないですけど、明日球場がすごい雰囲気になったら、緊張感が増してくると思う」。中田にとっては2度目のWBC。チーム最年少23歳だった前回とは立場も気合も違う。

 「ここまできたらやるしかない。失敗や負けることを恐れず、攻めて攻めて攻めていく」。頼れる侍の主砲は、どんな相手にも超強気で攻め込んでいく。
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