◆ 千賀はデスパキラー
いよいよ7日、侍ジャパンは『第4回ワールドベースボールクラシック』(WBC)のキューバとの初戦を迎える。
侍ジャパンは、この大事な初戦・石川歩(ロッテ)が先発する。小久保裕紀監督は石川について「つかみどころのない選手なので、あの“ひょうひょうさ”を明日も出して欲しい」と期待を寄せる。
対戦国のキューバを見ると、デスパイネ(ソフトバンク)、セペダ(元巨人)といった日本でプレー経験のある選手がいる。侍ジャパンがキューバに勝利するためにも、デスパイネ、セペダ封じは必須。では、日本代表の投手で、“デスパイネ、セペダキラー”はいるのだろうか。
デスパイネキラーでは、千賀滉大(ソフトバンク)がいる。千賀は昨季デスパイネに対して、2本の本塁打を浴びたが、20打数2被安打、4奪三振、被打率.100とほぼ完璧に抑え込んだ。
ちなみに千賀はデスパイネが来日してから通算の対戦成績も、23打数2被安打、被打率.087と、打たれたヒットは昨季の2本塁打のみ。侍ジャパンがピンチでデスパイネを迎えたとき、千賀を起用するのもひとつの手といえるだろう。
◆ 石川はセペダを4打数0被安打
また、14年途中から15年まで巨人でプレーしたセペダに対して、先発する石川は14年5月24日の巨人戦でセペダをシンカーで空三振、シンカーを引っかけさせ一ゴロ、低めのシンカーで中飛に仕留めると、同年6月9日に行われた試合では1打数1四死球、通算4打数0安打と抑えている。
前回の対戦から3年が経過し、石川は昨季最優秀防御率のタイトルを獲得するなど、球界を代表する選手に成長した。今日の対戦でも、セペダが出場した場合、しっかりと封じたいところだ。
その他、則本昂大(楽天)が5打数0被安打、藤浪晋太郎(阪神)が2打数0被安打、牧田和久(西武)が1打数0被安打と、侍ジャパン投手陣は、セペダに1本も安打を打たれていない。
大事な初戦、デスパイネ、セペダといったキューバ打線を封じ、白星をあげたいところだ。