◆ ドラ1・大山は復調気配
阪神のルーキー・大山悠輔、糸原健斗の2人が、レギュラー争いを盛り上げそうだ。
ドラフト1位で阪神に入団した大山は紅白戦、練習試合で15打席連続ノーヒットとプロの球に苦戦していたが、2月22日の紅白戦でプロ初安打を記録して以降、打撃好調だ。
代走で出場した2月25日の日本ハムとのオープン戦で、15年に50合に登板した白村明弘からレフトへタイムリーヒットを放つと、3月3日に行われた侍ジャパンとの強化試合で1安打、4日のWBCオーストラリア戦で2安打1打点の活躍。5日の広島とのオープン戦は無安打に終わったが、『7番・指名打者』で出場した7日のヤクルトとのオープン戦で、複数安打を記録した。
サードのレギュラー候補として獲得したキャンベルが左手首の腱鞘炎で離脱中。キャンプでプロの球に苦しんだ大山だったが、ここへ来て当たりがで始めている。このままアピールを続ければ、開幕スタメンの可能性が十分にある。
大山悠輔
OP戦成績:3試 率.500(6-3) 本0 点1
◆ ドラ5・糸原も存在感
ドラフト5位でプロ入りした社会人出身の糸原も、アピールを続ける。糸原は守備から途中出場した3月3日の侍ジャパンとの強化試合で、秋吉亮(ヤクルト)からセンターへタイムリー二塁打を放てば、『7番・三塁』で出場した5日の広島とのオープン戦でも1安打。
さらに負傷交代した上本博紀に代わり、試合途中から二塁で出場した7日のヤクルト戦で2安打1打点と存在感をみせた。ドラフト5位ではあるが、社会人出身の即戦力として活躍が期待される。
阪神の内野といえば、三塁は近年、新井良太、今成亮太、外国人らで争ってきたがレギュラー獲得する選手は現れず、二塁も昨年は固定できなかったポジション。大山、糸原の加入で、レギュラー争いが熾烈になりそうだ。
糸原健斗
OP戦成績:3試 率.400(10-4) 本0 点3