大砲の“足”が勝利を呼び込んだ。
第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で2大会ぶりの世界一奪還を目指す侍ジャパンは初戦でキューバと対戦。11-6で乱打戦を制した
1点リードで迎えた5回1死、5番・中田翔はストレートの四球で出塁すると、続く坂本の2球目ですかさず二盗。1死二塁とチャンスを広げた。
まさかだった。昨季は2盗塁。プロ入り8年で中田が決めた盗塁はわずか「13」。意表を突く盗塁だった。
そこから、侍打線が爆発した。「翔が走ったので、絶対に返してやろうとの思いで打席に入った」坂本は、続く3球目の直球を引っ張り、三塁線を破る二塁打。中田が生還し、3-1に。その後、7番・鈴木が四球を選ぶと、8番・松田がレフトスタンドへの3ラン。さらに菊池にも適時打が飛び出した。打者11人の猛攻で一挙5得点。一気にキューバを引き離した。
「行けたら行けと言われていた。クセを盗んだというか、モーションが大きかったので」と中田。「アウトになったらしかたない」と思い切ってスタートを切った。
小久保監督も「足の速い遅い関係なく、隙を突くというところを示してくれた」と評価する。
この日、中田にヒットはなかったが、2四球1盗塁と“つなぐ”ことでチームに貢献した。
「しっかりと初戦を勝ちとれてよかった」。大砲は胸をなで下ろす。世界の頂へ、一歩近づいた。
第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で2大会ぶりの世界一奪還を目指す侍ジャパンは初戦でキューバと対戦。11-6で乱打戦を制した
1点リードで迎えた5回1死、5番・中田翔はストレートの四球で出塁すると、続く坂本の2球目ですかさず二盗。1死二塁とチャンスを広げた。
まさかだった。昨季は2盗塁。プロ入り8年で中田が決めた盗塁はわずか「13」。意表を突く盗塁だった。
そこから、侍打線が爆発した。「翔が走ったので、絶対に返してやろうとの思いで打席に入った」坂本は、続く3球目の直球を引っ張り、三塁線を破る二塁打。中田が生還し、3-1に。その後、7番・鈴木が四球を選ぶと、8番・松田がレフトスタンドへの3ラン。さらに菊池にも適時打が飛び出した。打者11人の猛攻で一挙5得点。一気にキューバを引き離した。
「行けたら行けと言われていた。クセを盗んだというか、モーションが大きかったので」と中田。「アウトになったらしかたない」と思い切ってスタートを切った。
小久保監督も「足の速い遅い関係なく、隙を突くというところを示してくれた」と評価する。
この日、中田にヒットはなかったが、2四球1盗塁と“つなぐ”ことでチームに貢献した。
「しっかりと初戦を勝ちとれてよかった」。大砲は胸をなで下ろす。世界の頂へ、一歩近づいた。