近年は2人体制が続くソフトバンク捕手陣
昨季リーグ3連覇を逃したソフトバンクの捕手事情といえば、近年は2人体制がメインとなっている。
かつては城島健司という“打てる捕手”が在籍していたが、メジャーに挑戦した06年以降は捕手を1人に固定できていない印象がある。2007年以降の10年間で、ソフトバンクの年度別最多出場捕手は誰になるのだろうか…。
城島が退団した後、07年が山崎勝己の99試合、08年が高谷裕亮の62試合が最多出場と苦戦したが、09年に田上秀則が122試合に出場。田上は同年、打率.251、26本塁打、80打点の成績を残し、ベストナインを受賞。“打てる捕手”が誕生したかと思われたが、翌10年はチーム最多出場となったものの81試合の出場だった。
翌11年からFAで加入した細川亨が、4年連続でチーム最多出場。故障や他の捕手との併用などもあり、100試合以上出場したシーズンは13年と14年のみ。工藤公康監督が就任した15年は高谷裕亮の93試合、16年は鶴岡慎也の103試合がチーム最多出場となっている。
今季は細川が自由契約となり、斐紹、甲斐拓也ら若手と鶴岡、高谷のベテランで正捕手を争う構図だ。今年も捕手2人体制でいくのか、それとも正捕手の座を奪う選手が出てくるのか注目だ。
ソフトバンクの最近10年のシーズン最多出場捕手
07年 99試合 山崎勝己
08年 62試合 高谷裕亮
09年 122試合 田上秀則
10年 81試合 田上秀則
11年 95試合 細川 亨
12年 92試合 細川 亨
13年 112試合 細川 亨
14年 112試合 細川 亨
15年 93試合 高谷裕亮
16年 103試合 鶴岡慎也