【第4回WBC・1次ラウンド】
○ オランダ　6 － 5　チャイニーズ・タイペイ ●
＜3月8日　高尺スカイドーム＞

　第4回ワールド・ベースボール・クラシックは大会3日目。韓国・高尺スカイドームで行われたプールAの1試合、オランダ－チャイニーズ・タイペイの一戦は、逆転に次ぐ逆転の末にオランダが競り勝った。



　7日の試合で韓国を下し、白星発進を切ったオランダ。勝てば2次ラウンド進出が決まるという試合だったが、この日はチャイニーズ・タイペイを相手に苦戦を強いられる。

　2回裏にリカルドの適時打で幸先よく先制するも、直後の3回表に暴投と犠飛で2失点。4回裏にはグレゴリアスの2点適時二塁打とリカルドの適時打で逆転に成功したが、5回表に2ランと犠飛で3失点。4－5と1点ビハインドのまま、終盤戦へ。

　5回以降はチャイニーズ・タイペイ2番手のジャン･シャオチンを前にホームが遠い展開が続いたが、ようやく8回に反撃。二死ながら三塁に走者を置くと、代わった3番手のニー･フーデからグレゴリアスが適時二塁打。5－5の同点とする。

　そして試合は9回。先頭から失策と死球、ヒットで無死満塁のチャンスを作ると、2番のプロファーが四球を選んで押し出し。逆転に次ぐ逆転のシーソーゲームを制したオランダが2連勝で2次ラウンド進出を決めた。