中国戦は武田に託す
第4回ワールドベースボールクラシックで2連勝を飾り、2次ラウンド進出に王手をかけた侍ジャパン。試合のない9日は、東京ドームで練習を実施した。
希望者のみの参加となったこの日の練習には、10日の中国戦での先発が予定されている武田翔太(ソフトバンク)や藤浪晋太郎、岡田俊哉の投手3名と、青木宣親(アストロズ)、田中広輔(広島)、小林誠司(巨人)、大野翔太(日本ハム)の野手4名が登場。フリー打撃やバント練習など、思い思いの練習で汗を流した。
小久保裕紀監督は練習後、10日の中国戦で先発予定となっている武田について、「マックスで65球はいってもらいたい。ということはゲームをしっかりつくらないといけない。前回良くなかったが修正してくれたと思う。5回は難しいと思うけど、4回はいってもらいたい」と語り、強化試合で阪神相手に2回3失点と苦しんだ前回登板からの改善に期待を寄せた。
武田も「長いイニングを投げたい」、「いけたら5回」と話し、「任された仕事をする」と意気込む。プールAからはすでにイスラエルとオランダの勝ち上がりが決まっており、2次ラウンドはより厳しい戦いになることが確実。まずは明日の中国戦で初の1次ラウンド3連勝を飾り、勢いをつけて14日から始まる2次ラウンドに臨みたいところだ。