指揮官も期待「65球行って」
8日のオーストラリア戦に勝利し、2連勝を飾った侍ジャパン。9日は翌日の中国戦に向けて休みを取った。
しかし、青木宣親や小林誠司といった一部野手陣と、中国戦で先発予定の武田翔太、未だ登板がない藤浪晋太郎、8日の試合で大ピンチを抑えた岡田俊哉はグラウンドに登場し、試合に向けた調整を行なった。
最終戦の先発を任される武田は、「自分のピッチングをすることが大事。行けたら5回は行きたい。とにかくピッチングのバランスを大事にしていきたい」と語り、「前回の強化試合でダメだったのは投げ急いだこと」と反省点も口にした。
小久保裕紀監督はその武田について「(球数制限いっぱいの)65球まで行って欲しい。ゲームをしっかり作ってもらわないといけない」と期待を込め、強化試合での不調については「修正してほしい。4回までは投げてもらいたい」と期待を込める。
また、藤浪の登板についても「(可能性は)あります。ストライクが入れば大丈夫だと思う」と起用を示唆した。
対戦する中国代表チームの印象については、「どちらかというとアジア系よりも欧米系のスイングに見える」と語った小久保監督。「サードの選手(レイ・チャン)は取ってから投げるまでが早く、ショートの選手(ジョイ・ウォン)もアジア系選手のような動きではない」と中心となる2人の名前を挙げて警戒した。
いよいよ迎える日本の1次ラウンド最終戦。3連勝で2次ラウンドに弾みをつけることができるだろうか。