第1回大会は3か国が3連勝
侍ジャパンは10日の中国戦に7-1で勝利し、3連勝でプールB・1位で2次ラウンド進出を決めた。1次ラウンド無敗で2次ラウンドに進むのは、意外にも4大会目にして初となる。では、過去3大会1次ラウンドを3連勝で、2次ラウンドに進出した代表チームはどのような結果となったのだろうか…。
第1回大会は韓国、プエルトリコ、ドミニカ共和国の3か国が第1ラウンド全勝した。プエルトリコは第2ラウンドで敗退したが、キューバ、韓国の2か国は決勝ラウンドに進出。
特に韓国は2次ラウンドも3勝0敗と、第1ラウンドから6戦負けなしで決勝ラウンドに進んでいる。侍ジャパンも韓国と同組だったが、第1ラウンド、第2ラウンドともに敗れた。
全勝で決勝に進出した韓国は、侍ジャパンに敗れ準決勝敗退。第2ラウンド2勝1敗のドミニカも、準決勝で敗れた。
【2006年】
韓国 準決勝敗退
プエルトリコ 2次ラウンド敗退
ドミニカ 準決勝敗退
第2回大会はキューバ、プエルトリコともに…
第2回大会はキューバ、プエルトリコが無敗で第1ラウンドを突破した。
B組1位のキューバは、初戦の侍ジャパン戦に敗れ、敗者復活1回戦に回る。敗者復活1回戦のメキシコ戦に勝利し、敗者復活2回戦となった侍ジャパン戦に再び敗れ、第2ラウンドで涙をのんだ。
プエルトリコは、第2ラウンド1回戦のアメリカ戦に11-1と7回コールド勝ちしたが、2回戦のベネズエラに0-2で敗れる。敗者復活2回戦でアメリカと再戦したプエルトリコだったが、アメリカに5-6で敗れ、第2ラウンド敗退となった。
【2009年】
キューバ 2次ラウンド敗退
プエルトリコ 2次ラウンド敗退
第3回大会はドミニカが全勝優勝
第3回大会はドミニカ、キューバが第1ラウンド全勝した。
特にドミニカは同大会、1度も敗れることなく全勝で優勝。戦いぶりを振り返ると、第1ラウンドはプエルトリコ、ベネズエラ、スペインに勝利し、第2ラウンドに駒を進める。第2ラウンドは初戦のイタリアに5-4、アメリカ戦は3-1、プエルトリコ戦に2-0と僅差で3連勝。
決勝ラウンドは、準決勝のオランダ戦に4-1で勝利すると、決勝のプエルトリコ戦も3-0で勝利した。投手成績は、参加国最高の防御率1.75と抜群の安定感を誇った。
【2013年】
ドミニカ 優勝
キューバ 第2ラウンド敗退
前回大会はドミニカが全勝で世界一となっているが、侍ジャパンが王者となった第1回、第2回は第1ラウンドで黒星を喫した。2大会ぶりの王座奪還を目指す侍ジャパンは、世界一に輝くことができるだろうか。