ニュース 2017.03.11. 08:30

憧れの舞台で四者連続三振!藤浪「かみしめる余裕があった」

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WBC初登板で好投を見せた藤浪
 若き侍が夢の舞台で好投を披露した。

 「小さいころからずっと憧れていた大会だったので、投げるのが楽しみだった。マウンドに立った時はうれしかった」。藤浪晋太郎は目を輝かせた。

 第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で王座奪還を目指す侍ジャパンは10日、1次ラウンド最終戦で中国と対戦。7-1で勝利し、1次ラウンドを全勝で終えた。

 4点リードで迎えた4回から2番手としてWBC初のマウンドに上がった藤浪。2死から死球、四球と乱調も、9番のトゥ・シャオレイを空振り三振に仕留め、この回を締める。

 1番から始まる5回は一変、三者連続三振。4回の最後の打者から四者連続三振と中国打線を圧倒した。藤浪は投球を振り返り、「死球や四球は良くなかった」と反省。一方、「球自体は悪くなかった」と一定の手応えを口にした。



 子どもの頃から夢見た大舞台でも、22歳は動じなかった。「2次リーグ進出が決定していましたし、そんなにプレッシャーがかかる場面はなかったので、緊張はしなかった。むしろ抑えてやろうという欲が出ました」と頼もしい。「(憧れの舞台を)かみしめる余裕があったので、マウンドに立った時はうれしかった」と笑う。

 2次リーグでも中継ぎとして期待される右腕。「与えられたところで仕事するだけ。自分のベストパフォーマンスを出せるように、きょうの反省を生かしていきたい」と更なる高みを目指す。
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