ニュース 2017.03.11. 18:45

2次ラウンド初戦のオランダ、侍戦へ準備万端「やることをやれば勝てる」

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 第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)2次ラウンド(プールE)の初戦を翌日に控えた11日、東京ドームで各国が約1時間半の公式練習を行った。

 初戦で日本と対戦するオランダは、終始リラックスムードで練習。ヤクルトのバレンティンなどが打撃練習で快音を響かせた。

 練習後、会見に臨んだオランダのミューレンス監督は、「相手が誰だろうが関係ない。どんな相手でも、ちゃんとやれば勝てると思っている」と意気込みを語った。

 2013年の前回大会では、準決勝でドミニカに敗れたオランダ。指揮官は「選手たちは2013年は緊張していたが、今回はリラックスしている。(選手たちの)表情見てると、最高のコンディションじゃないかと思う。休む時間もあった。あしたの準備は万端」と日本戦へ向け、最高の仕上がりであることを強調した。

 侍ジャパンの印象については、「個人的にはグループで一番強いチームだと思っている。世界の中でもかなり強いチーム。もちろん優勝候補だと思っている」と絶賛。「最高のゲームをやらないと(勝つのは)難しいと思う」との見解を示した。

 また、侍ジャパンで警戒する選手を問われると、「この選手が特別に難しいとかはない」と一蹴。しかし、「どんな選手がきても対策を作っていかないといけない」と警戒を怠らない。

 数多くの現役メジャーリーガーを擁するオランダ。指揮官が「世界で一番良いショート」と絶賛するエンゼルスのシモンズや、「メジャーでもこんな足の速い選手いない」と評するオリオールズのJ・スコープ、「すごく強いスイング持っていて、良いものを見せてくれる」と期待を寄せるヤンキースのグレゴリアスらが名を連ねる。

 指揮官は「メジャーリーグでプレーしているけれど、集まると子どもみたいにワクワクやっているのが最高だと思う」と顔をほころばせる。さらに、NPBで活躍するヤクルトのバレンティンやソフトバンクのバンデンハークには「(日本チームの)大事な情報もあると思う」と期待を寄せた。

 1次ラウンドではイスラエルに敗れ2勝1敗で2位通過。それでも「3試合とも良かった。特に投手陣が良く、守りも安定していた。エラー1回以外は予定通り、ものすごくいい仕事ができた。この状態を維持して良いゲームをやり続けたい」と前を向いた。

 勝利への秘策は「しっかり自分の仕事をすること」。「どんな相手でも、しっかり戦えば勝てる。逆にイスラエル戦みたいにミスをしたら負ける。オランダチームとして良いピッチングしてストライクをとっていく、しっかり守らないといけないし、走らないといけない。ヒットも打たなければいけない。やることをやれば試合運びは自然とできる。相手チームが何をやろうとか、あまり神経質にならず、自分のやることをしっかりやればいい。しっかり自分の仕事をすれば勝つ可能性もある」と語気を強めた。

 また、先発投手については同会見では明かさず。「(先発投手が発表される)21時になればわかる」と含みを持たせた。

 
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