【第4回WBC・1次ラウンド】
● イタリア 10 - 11 ベネズエラ ○
<3月12日 エスタディオ・チャロス>
第4回ワールド・ベースボール・クラシックのメキシコラウンド・プールD。初戦で劇的勝利のイタリアとまさかのコールド負けを喫したベネズエラによる一戦は、打線が奮起したベネズエラが逆転勝ちを収めた。
超強力打線を擁して優勝候補の一角にも挙げられながら、初戦でプエルトリコ相手にまさかのコールド大敗を喫したベネズエラ。ショッキングな敗戦から間もない試合で、序盤からイタリアの猛攻を受ける。
初回、二死を取りながら二塁打でピンチを招くと、敬遠を挟んで勝負したデスカルソに適時打を浴びて失点。先制点を奪われてしまう。
さらに3回にも二死走者なしから連打でピンチを招き、同じようにデスカルソに適時打を浴びて2失点。4回にはリッディとニモにソロを浴び、0-5とリードを広げられてしまった。
しかし、5回にようやく強力打線が目覚める。
エスコバルの適時打で今大会初めての得点を挙げると、二死からアルテューベが安打でつなぎ、プラードの二塁打で2点。3-5と2点差に迫る。
さらに6回、二死一、二塁からエスコバルが走者一掃の適時二塁打を放ってついに同点。試合をふりだしに戻すと、7回には主砲カブレラの適時打で勝ち越しに成功。さらにゴンザレスの適時二塁打と相手の失策で加点し、8-5と試合をひっくり返した。
直後の7回裏、イニングを跨いだ5人目のアルバラードが連続四球と突如乱れ、ピンチを作って降板。ここでソフトバンク所属のスアレスが登板するも、セルベリに2点適時打を浴びて8-7。1点差に迫られる。
盗塁阻止と内野ゴロで二死までこぎつけるも、連続四球で再び一、二塁のピンチ。それでも最後はリッディを3球三振に斬って取り、リードを死守して後ろに繋いだ。
ところが8回、アルバレスが先頭に四球を与えてしまうと、二死二塁のピンチを作ったところで降板。フランシスコ・ロドリゲスに託すも、アンドレオリに適時打を浴びて失点。8-8と試合をふりだしに戻されてしまう。
9回にはペレスが2ランを放って今度こそトドメと思いきや、その裏に守備の乱れから失点すると、二死まで奪いながら驚異の粘りを許し、最後はチェッキーニに適時打を浴びて同点。サヨナラの走者は本塁で刺すも、中継プレーに入ったロドリゲスとホームを守ったペレスが負傷と最悪の流れで延長戦に入った。
延長10回、先頭打者が相手のファインプレーに倒れるなど嫌な流れが漂う中、アルテューベが安打で出塁。一死一塁から、この日大当たりのプラードが左中間へこの日5本目の安打となる二塁打を放つと、一塁からアルテューベが激走生還。3度目の勝ち越し点がベネズエラに入る。
その裏、21歳左腕のカスティーヨがイタリア打線を3人で封じ、11-10で試合終了。0-5からはじまる壮絶な乱打戦を制し、ベネズエラが今大会初勝利を掴んだ。
一方のイタリアはこの日も驚異的な粘りを見せたが、あと一歩及ばず。1勝1敗となり、プエルトリコとの最終戦にすべてを賭ける。
● イタリア 10 - 11 ベネズエラ ○
<3月12日 エスタディオ・チャロス>
第4回ワールド・ベースボール・クラシックのメキシコラウンド・プールD。初戦で劇的勝利のイタリアとまさかのコールド負けを喫したベネズエラによる一戦は、打線が奮起したベネズエラが逆転勝ちを収めた。
超強力打線を擁して優勝候補の一角にも挙げられながら、初戦でプエルトリコ相手にまさかのコールド大敗を喫したベネズエラ。ショッキングな敗戦から間もない試合で、序盤からイタリアの猛攻を受ける。
初回、二死を取りながら二塁打でピンチを招くと、敬遠を挟んで勝負したデスカルソに適時打を浴びて失点。先制点を奪われてしまう。
さらに3回にも二死走者なしから連打でピンチを招き、同じようにデスカルソに適時打を浴びて2失点。4回にはリッディとニモにソロを浴び、0-5とリードを広げられてしまった。
しかし、5回にようやく強力打線が目覚める。
エスコバルの適時打で今大会初めての得点を挙げると、二死からアルテューベが安打でつなぎ、プラードの二塁打で2点。3-5と2点差に迫る。
さらに6回、二死一、二塁からエスコバルが走者一掃の適時二塁打を放ってついに同点。試合をふりだしに戻すと、7回には主砲カブレラの適時打で勝ち越しに成功。さらにゴンザレスの適時二塁打と相手の失策で加点し、8-5と試合をひっくり返した。
直後の7回裏、イニングを跨いだ5人目のアルバラードが連続四球と突如乱れ、ピンチを作って降板。ここでソフトバンク所属のスアレスが登板するも、セルベリに2点適時打を浴びて8-7。1点差に迫られる。
盗塁阻止と内野ゴロで二死までこぎつけるも、連続四球で再び一、二塁のピンチ。それでも最後はリッディを3球三振に斬って取り、リードを死守して後ろに繋いだ。
ところが8回、アルバレスが先頭に四球を与えてしまうと、二死二塁のピンチを作ったところで降板。フランシスコ・ロドリゲスに託すも、アンドレオリに適時打を浴びて失点。8-8と試合をふりだしに戻されてしまう。
9回にはペレスが2ランを放って今度こそトドメと思いきや、その裏に守備の乱れから失点すると、二死まで奪いながら驚異の粘りを許し、最後はチェッキーニに適時打を浴びて同点。サヨナラの走者は本塁で刺すも、中継プレーに入ったロドリゲスとホームを守ったペレスが負傷と最悪の流れで延長戦に入った。
延長10回、先頭打者が相手のファインプレーに倒れるなど嫌な流れが漂う中、アルテューベが安打で出塁。一死一塁から、この日大当たりのプラードが左中間へこの日5本目の安打となる二塁打を放つと、一塁からアルテューベが激走生還。3度目の勝ち越し点がベネズエラに入る。
その裏、21歳左腕のカスティーヨがイタリア打線を3人で封じ、11-10で試合終了。0-5からはじまる壮絶な乱打戦を制し、ベネズエラが今大会初勝利を掴んだ。
一方のイタリアはこの日も驚異的な粘りを見せたが、あと一歩及ばず。1勝1敗となり、プエルトリコとの最終戦にすべてを賭ける。