ニュース 2017.03.13. 15:30

小久保監督、キューバ戦先発の菅野に「80球、欲を言えば長いイニング」を要求

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豪州戦のあと、笑顔を見せる小久保監督(左)と菅野(右)
 第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の怒涛の4連勝を飾った侍ジャパンは13日、東京ドームで公式練習を実施した。

 希望者のみの参加となったこの日の練習には、好調の小林誠司(巨人)や、侍のエース・菅野智之(巨人)ら13選手が参加。フリー打撃など、思い思いの練習で汗を流した。

 小久保裕紀監督は練習後、14日のキューバ戦の先発について「菅野です」と明言。「きのう(12日)の試合で中継ぎをつぎ込んだので、できれば80球、欲を言えば長いイニングいってもらいたい」と要求。現在、絶好調の女房役・小林誠司には「普段受けているから、リードしやすいと思う。自信を持ってやってもらいたい」と期待を寄せた。

 菅野も「状態は変わらず悪くない」と順調な調整ぶりをアピール。「期待に応えるだけ」と力強く語った。

 警戒すべきはここまで3本塁打を放つキューバの主砲・デスパイネ(ソフトバンク)。「デスパイネの前にランナーを出さないことが重要。ソロ本塁打はOKと思えるくらい、ある程度割り切って」と腹をくくる。



 「感動しましたし、勇気をもらいました」。劇的勝利を飾った12日のオランダ戦も菅野に力を与えた。一方、「あんな試合になるなんて予想もしていなかった。運もある。ど真ん中に入ってもストライクを取れることもある。何が起こるかわからない。結果オーライという気持ちで、泥臭くやっていきたい」と気を引き締めた。

 1次リーグ第2戦のオーストラリア戦では、4回1/3を投げ、4安打1失点と好投。日本の勝利に貢献した。

 「自分を信じてやるだけ」。頼もしい侍のエースは世界一、ただその一点を見つめていた。
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