侍のエース・菅野智之をもってしても、キューバ打線をねじ伏せられなかった。
第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で王座奪還を目指す侍ジャパンは14日、2次ラウンド第2戦で1次ラウンドで勝利したキューバと対戦。壮絶なシーソーゲームの末、8-5で勝利を収めたが、先発の菅野は4回7安打4失点と、その役割を果たすことができなかった。
歯車は初回から噛み合っていなかった。三者凡退と上々の出だしだったが、菅野は「気持ち悪い立ち上がりだった」という。キューバ打線に対し、初球から振ってくる印象を持っていたが、1番・サントスは2球続けて見逃し、2番・アヤラも初球の甘い真っ直ぐに手を出さなかった。「なんとなくしっくりきていないというか、不気味さを感じていた」と顔をゆがめる。
しかし、3回、4回はうってかわって初球から積極的に振ってきた打線に「気持ちの整理がつかなかった」。9番・メサも初球をライト前に運び、これがタイムリーとなった。
決定的な対策を打つ前に「ズルズルといってしまった」と唇を噛む。そして「短期決戦なので、相手がどういうふうに自分の対策を練っているかはわからない。早めに相手が何を狙い球に絞っているのかを感じることが大事なのかな」と振り返った。
「チームメイトにおんぶにだっこじゃいけない」。エースに課せられた使命を菅野はわかっている。「きょうは反省点ばかり。球自体は悪くなかったが、甘いところに入ってしまったり、インサイドをうまく使えなかったりと駆け引きに負けた。悪いところを挙げたらきりがない」と先発として、そしてエースとしての役割を果たせなかったことを猛省した。
しかし、エースにもう一度輝ける舞台を用意すべく、チームメイトが奮闘。アメリカ行きへ大きく前進させた。
「ステージが上がれば、打力のレベルも上がる。もう一度投げるチャンスはあると思う。その打線に立ち向かうだけの準備をしていく」
チームメイトや全国民の期待を背負った侍のエース。アメリカでは“侍プライド”を世界に見せつける投球を見せてもらいたい。
第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で王座奪還を目指す侍ジャパンは14日、2次ラウンド第2戦で1次ラウンドで勝利したキューバと対戦。壮絶なシーソーゲームの末、8-5で勝利を収めたが、先発の菅野は4回7安打4失点と、その役割を果たすことができなかった。
歯車は初回から噛み合っていなかった。三者凡退と上々の出だしだったが、菅野は「気持ち悪い立ち上がりだった」という。キューバ打線に対し、初球から振ってくる印象を持っていたが、1番・サントスは2球続けて見逃し、2番・アヤラも初球の甘い真っ直ぐに手を出さなかった。「なんとなくしっくりきていないというか、不気味さを感じていた」と顔をゆがめる。
しかし、3回、4回はうってかわって初球から積極的に振ってきた打線に「気持ちの整理がつかなかった」。9番・メサも初球をライト前に運び、これがタイムリーとなった。
決定的な対策を打つ前に「ズルズルといってしまった」と唇を噛む。そして「短期決戦なので、相手がどういうふうに自分の対策を練っているかはわからない。早めに相手が何を狙い球に絞っているのかを感じることが大事なのかな」と振り返った。
「チームメイトにおんぶにだっこじゃいけない」。エースに課せられた使命を菅野はわかっている。「きょうは反省点ばかり。球自体は悪くなかったが、甘いところに入ってしまったり、インサイドをうまく使えなかったりと駆け引きに負けた。悪いところを挙げたらきりがない」と先発として、そしてエースとしての役割を果たせなかったことを猛省した。
しかし、エースにもう一度輝ける舞台を用意すべく、チームメイトが奮闘。アメリカ行きへ大きく前進させた。
「ステージが上がれば、打力のレベルも上がる。もう一度投げるチャンスはあると思う。その打線に立ち向かうだけの準備をしていく」
チームメイトや全国民の期待を背負った侍のエース。アメリカでは“侍プライド”を世界に見せつける投球を見せてもらいたい。