福浦和也,
ロッテの福浦和也

◆ 近年は固定できず

 ロッテのファーストといえば、90年代後半から00年代にかけて通算2000安打まで残り68本に迫った福浦和也が守ってきたが、近年はファーストのレギュラーを固定できていない印象だ。

 最近10年のロッテの年度別ファーストの最多出場選手をみると、07年から09年にかけて福浦がチーム最多出場。10年はこの年、韓国ハンファからロッテに加入した金泰均がチーム最多の135試合にファーストで出場し、チームトップの21本塁打、打点はチーム2位の92打点を記録。4番打者として活躍した。

 しかし、11年は故障や打撃不振など精彩を欠き、同年は途中加入したカスティーヨがチーム最多の86試合に出場。12年は外野からファーストにコンバートした大松尚逸、13年から3年連続で井口資仁、昨季は細谷圭がチーム最多出場となったが、100試合以上出場することができなかった。

 近年、レギュラー不在となっているファーストのポジション。オープン戦では高浜卓也、井上晴哉などが多く出場機会が与えられているが、誰がその座を掴むのか注目だ。

◆ 最近10年のロッテのファースト最多出場選手

07年 103試合 福浦和也
08年 86試合 福浦和也
09年 124試合 福浦和也
10年 135試合 金泰均
11年 86試合 カスティーヨ
12年 74試合 大松尚逸
13年 99試合 井口資仁
14年 80試合 井口資仁
15年 53試合 井口資仁
16年 74試合 細谷 圭

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