川上憲伸の引退を受けて...
19日の朝、突然報じられたある選手の引退の知らせに、海の向こうから悲しみの声が届いた。
今年からカブスでプレーをする40歳右腕・上原浩治は、日本時間19日の朝に自身のTwitterを更新。「憲伸が引退……また一人 同級生が…」と悲しみの想いを綴った。
“憲伸”とは、かつて中日のエースとして君臨した川上憲伸のこと。上原が巨人に在籍していた頃は、お互いにチームを背負うエースとして名勝負を演じたことでも知られる。
そんなライバルであり戦友である男の引退報道は、上原もスルーするわけにはいかなかったのだろう。そして減りゆく『同級生』に対する一抹の寂しさを感じさせる文章だった。
がんばる“上原世代”、生き残ったのは...?
1975年4月3日に生まれた上原。来月には42歳の誕生日を迎える。では、今なお現役としてNPBでプレーを続ける『上原世代』となると誰がいるだろうか。以下にまとめた。
【1975年度生まれのプロ野球選手】
・松井稼頭央(楽天/1975年10月23日)
・福浦和也(ロッテ/1975年12月14日)
※1975年4月2日~1976年4月1日生まれ
なんと、今なおプレーヤーとしてNPBに在籍しているのは上述の2名だけ。もう少し範囲を広げても、現役というとナックルを武器にメジャー挑戦を目指す大家友和くらいしかいない。
『40歳』という大台を破ってプレーできる選手は本当に一握り。上原がまだまだメジャーで活躍できるのも、たゆまぬ努力と練習、そしてケアの賜物なのだ。
ここまで来ると、「誰が最後まで生き残るか」というのもたのしみなところ。上原は全員のリタイアを見届け、最後まで野球を続けた男になることができるだろうか。
【引退した主な同世代選手】
・高橋由伸
・高橋尚成
・井端弘和
・金子 誠
・清水直行
・建山義紀