ニュース 2017.03.19. 16:32

東西注目校対決は履正社が制す!日大三は終盤の粘りも及ばず…

【第89回選抜野球大会】
○ 履正社 12 - 5 日大三 ●
<3月19日 1回戦>

 19日に聖地・甲子園で“春のセンバツ”が開幕。初日の第2試合でいきなり実現した履正社(大阪)と日大三(東京)の注目カードは、秋の明治神宮大会覇者・履正社が12-5で勝利を掴んだ。



 まずは履正社の立ち上がりに付け入るように日大三が先制パンチ。1番の井上が四球を選ぶと、すかさず盗塁に成功。無死二塁のチャンスで2番・大西がセンターへの適時三塁打。打者2人で1点を先制する。

 なおも三塁に走者を置き、一死から4番の金成の内野ゴロの間に1点を追加。出だしで2点を奪い、主導権を握った。


 しかし、秋の神宮王者も徐々にペースを取り戻す。3回に1点を返すと、5回には一死二・三塁のチャンスで石田が起死回生の逆転3ラン。一振りで4-2と形勢逆転に成功する。

 7回にも溝辺の適時打で突き放したが、ここから日大三が驚異の粘りを発揮。直後の7回裏に連打でピンチを招くと、桜井の適時二塁打で2点。1点差に詰め寄られると、8回には津原に適時三塁打を浴びて同点。5-5となって試合が振り出しに戻った。


 同点で迎えた9回、履正社は二死ながら二塁のチャンスを作り、溝辺がしぶとく三遊間を破る安打。前進のレフトからバックホームが返り、ホームはクロスプレーとなるも判定はセーフ。勝ち越し点が入る。

 なおも二死二塁から、注目スラッガーの安田がレフトフェンス直撃の二塁打を放って追加点。若林も適時内野安打で続き、トドメは満塁から代打・白滝の3点適時三塁打。さらに相手のミスでもう1点を加え、一挙7得点で試合を決めた。

 自慢の攻撃力が爆発し、粘る日大三を振り切った履正社が12-5で初戦を勝利。開幕戦で勝利した呉との2回戦へ駒を進めた。
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