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プエルトリコの司令塔・モリーナ 冷静な判断&働きでチームを牽引

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6投手をリードしオランダ打線を3点に封じたモリーナ捕手(右)

4大会連続出場の大黒柱


 第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準決勝が20日(日本時間21日)に行われ、延長11回タイブレークの末、オランダ代表を4-3で下したプエルトリコ代表が、準優勝だった前回大会に続き決勝進出を決めた。

 初回からエナジー全開でぶつかり合った両チーム。その中でカージナルスに所属するプエルトリコのベテラン捕手、ヤディアー・モリーナの落ち着きが光った。

 大黒柱である34歳は、初回から守備で魅せた。先発のロペスが不運な内野安打と死球でいきなり無死一、二塁のピンチを招いたが、次打者の打席で二塁走者の緩慢な動きを見逃さず、自慢の鉄砲肩で牽制死に仕留めた。

 一死二塁となり3番プロファーにも右前打を許したが、一塁を回ったところでベンチに向かってはしゃいでいたプロファーの動きを見逃さず、バックホームの送球を受けたあと、素早く一塁へ転送。これが帰塁前にタッチアウトとなり、自らの好判断でたちまち2つのアウトを奪って見せた。

 その後、二死三塁から4番バレンティンに先制2ランを浴びたが、結果的に大量失点を免れたことが大きかった。3-3で迎えた延長10回には、6番手右腕・ディアスが投じた直球がバレンティンの顔面付近を通過。これにバレンティンが激高したが、すかさずモリーナが割って入り、乱闘発展を未然に防いだ。

 打席では無死一塁で迎えた8回、送りバントを失敗したが、タイブレークの延長11回はしっかりと三塁へ転がし、7番ロサリオのサヨナラ犠飛をアシスト。このときばかりは喜びを爆発させ、チームメイトとともに歓喜の輪を作った。

 日本を下した2013年の第3回大会同様、またしても準決勝で存在感を示した大黒柱・モリーナ。リベンジの先にあるWBC初制覇へ、あと1勝に迫った。

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