ニュース 2017.03.22. 06:00

名場面が多いWBC準決勝をプレイバック

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第1回大会のWBC準決勝で本塁打を放った福留孝介

本日アメリカ戦


 侍ジャパンは1次ラウンドから無傷の6連勝で、準決勝進出を決めた。準決勝の相手はプールF・2位のアメリカと対戦する。

 いよいよ直前に迫った準決勝。ここでは過去3大会の準決勝を振り返っていきたい。

第1回は韓国に大勝


 日本は第2ラウンド1勝2敗で負け越し、準決勝進出が厳しいといわれた第1回大会だったが、第2ラウンドでアメリカがメキシコに敗れ失点率の差で準決勝に進出した。

 この大会3度目の対戦となった韓国戦、試合は手に汗握る投手戦となり、6回まで0-0のまま試合は7回へ進んだ。日本は7回、先頭の松中信彦が二塁打を放つと、一死後、代打・福留孝介の2ランで先制する。さらに里崎智也、宮本慎也などにもタイムリーが飛び出し、この回一挙5点を挙げた。

 投手陣も先発した上原浩治が韓国打線を7回無失点に抑えると、8回・薮田安彦、9回・大塚晶則のリレーで逃げ切り、決勝へ駒を進めた。

【2006年3月18日 準決勝】
▼ 日本 6 - 0 韓国(ペトコパーク)
<試合時間:2時間40分 観衆:42,639人>
日|000 000 510|6
韓|000 000 000|0
[勝] 上原(2勝0敗)
[負] 金炳斗(0勝1敗)
[本] 福留(日本/2号)、多村(日本/3号)


第2回大会はリードを許す展開も勝利


 2大会連続で準決勝に進出した日本は、アメリカと対戦した。

 先発した松坂大輔が、アメリカの1番・ロバーツにいきなり先頭打者本塁打を浴びるなど、序盤はリードを許す展開で試合は進んだ。それでも、1点を追う4回、日本は相手のエラーで同点に追いつくと、城島健司の犠飛で勝ち越し、岩村明憲、川崎宗則、中島裕之のタイムリーなどで、5点を奪い逆転に成功する。

 4点リードの8回に2点を返され2点差に迫られるも、その裏に3点を奪いリードを広げ、9-4で勝利した。

【2009年3月22日 準決勝】
▼ 日本 9 - 4 アメリカ(ドジャー・スタジアム)
<試合時間:3時間15分 観衆:43,630人>
米|101 000 020|4
日|010 500 03X|9
[勝] 松坂(3勝0敗)
[負] オズワルト(1勝1敗)
[本] ロバーツ(アメリカ/1号)


初の準決勝敗退


 3大会連続決勝進出を目指しプエルトリコと対戦した日本は初回、アービレイスにタイムリーを打たれ先制を許す。1点を追う7回に、リオスに2ランを浴びリードを3点に広げられた。

 反撃に出たい日本は8回に井端弘和がタイムリーを放ち1点を返し、なお一死一塁から内川聖一がライト前ヒットで一、二塁とチャンスを広げる。ここで、一塁走者の内川が盗塁を試みるも、二塁走者の井端はスタートを切っておらず、内川は一、二塁間に挟まれタッチアウト。

 結局、この回1点止まりだった日本はプエルトリコに敗れ、3連覇の夢はついえた。

【2013年3月17日 準決勝】
▼ 日本 1 - 3 プエルトリコ(AT&T PARK)
<試合時間:3時間27分 観衆:33,683人>
プ|100 000 200|3
日|000 000 010|1
[勝] サンティアゴ(1勝1敗)
[負] 前田(2勝1敗)
[本] リオス(プエルトリコ/1号)
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