1次ラウンドの開幕戦、対キューバ戦では松田がホームランを含む4安打4打点と大活躍してチームの空気をガラリと変え、「行けるぞ」というムードにしました。
その松田が8回1死2、3塁でジョーンズのサードゴロを取り損ね、3塁走者のクロフォードが生還。本塁でアウトにできず、これが決勝点になりました。
ファンブルした瞬間に、
「きっちり(ボールを)捕っていなかった。セーフになると思ってファーストへ投げたけど、ホームで(ランナーを)殺すべきだったかもしれない」。
悔やんでも悔やみきれないワンプレーでした。さらに、この米国戦、三振で最後のバッターに。これまた、皮肉としかいいようがありません。
この日は、大ブレーキだったものの、米国戦の後、稲葉コーチは、
「陰のMVPは松田。大会を通して、ベンチでの気配りには驚いた」
と話しています。打って、守って、走って、元気を出す。4拍子揃った選手を目指してきた。準決勝進出で、渡米の際には大量のキャンデーを用意。「ベンチから大声を出すため」といい、「WBCに野球人生を賭ける」宣言まで飛び出したほどです。
今回の敗戦で、「40歳を過ぎてもやらないと…。野球を続けなければならない」。報道陣に囲まれても、「悔しい。勝ちたかった」と絞り出すように何度も口にしています。振り返ってみれば、日本は天に見放されたのかもしれません。ロサンゼルス郊外のドジャースタジアムは、雨が少ない。にもかかわらず、せっかくの大一番で雨が降り、不慣れな天然芝が足を引っ張ったのですから…。名手、菊池が先制点献上のきっかけとなったエラーや、松田のファンブルも晴天なら起こらなかったかもしれない。
そうはいっても、勝負は勝負。結果論でいうと、前回に続いて、ソフトバンクで負けた。そんなファンの声も聞こえてくる。前回は、追い上げムードだったにもかかわらず、内川がダブルスチールと勘違いして、塁を飛び出してアウトになっています。
試合後、小久保監督は「契約満了です」と今大会限りでの退任をはっきりと口にしました。始まるまでは今一つ盛り上がりに欠けていたWBCですが、蓋を開けてみれば大騒ぎ。
世界一奪還は叶いませんでしたが、テレビの視聴率も高く、日本中が楽しんだことは事実です。
その松田が8回1死2、3塁でジョーンズのサードゴロを取り損ね、3塁走者のクロフォードが生還。本塁でアウトにできず、これが決勝点になりました。
ファンブルした瞬間に、
「きっちり(ボールを)捕っていなかった。セーフになると思ってファーストへ投げたけど、ホームで(ランナーを)殺すべきだったかもしれない」。
悔やんでも悔やみきれないワンプレーでした。さらに、この米国戦、三振で最後のバッターに。これまた、皮肉としかいいようがありません。
この日は、大ブレーキだったものの、米国戦の後、稲葉コーチは、
「陰のMVPは松田。大会を通して、ベンチでの気配りには驚いた」
と話しています。打って、守って、走って、元気を出す。4拍子揃った選手を目指してきた。準決勝進出で、渡米の際には大量のキャンデーを用意。「ベンチから大声を出すため」といい、「WBCに野球人生を賭ける」宣言まで飛び出したほどです。
今回の敗戦で、「40歳を過ぎてもやらないと…。野球を続けなければならない」。報道陣に囲まれても、「悔しい。勝ちたかった」と絞り出すように何度も口にしています。振り返ってみれば、日本は天に見放されたのかもしれません。ロサンゼルス郊外のドジャースタジアムは、雨が少ない。にもかかわらず、せっかくの大一番で雨が降り、不慣れな天然芝が足を引っ張ったのですから…。名手、菊池が先制点献上のきっかけとなったエラーや、松田のファンブルも晴天なら起こらなかったかもしれない。
そうはいっても、勝負は勝負。結果論でいうと、前回に続いて、ソフトバンクで負けた。そんなファンの声も聞こえてくる。前回は、追い上げムードだったにもかかわらず、内川がダブルスチールと勘違いして、塁を飛び出してアウトになっています。
試合後、小久保監督は「契約満了です」と今大会限りでの退任をはっきりと口にしました。始まるまでは今一つ盛り上がりに欠けていたWBCですが、蓋を開けてみれば大騒ぎ。
世界一奪還は叶いませんでしたが、テレビの視聴率も高く、日本中が楽しんだことは事実です。