大ブレイクした昨季
「とにかく打つだけ。結果を出して、元気を出して行かないといけないのかなと思います」。
こう話すのは、ロッテの細谷圭だ。細谷といえば、昨季のブレイクが記憶に新しい。プロ11年目だった昨シーズン、自己最多の116試合に出場し、打率.275、3本塁打、40打点の活躍。守備でも一塁、三塁、外野とユーティリティーにこなし、チームに欠かせない存在となった。
細谷も昨季ブレイクに繋がった要因に「(井上が話したブレない軸)それもありますし、毎日同じ考え方でいけるようにして、上手くいったりした。上手くいかなかったときも、アプローチの仕方を変えたりシーズン通してやりました」と明かす。
手応えを掴んだ昨シーズンだったが、今季は2月25日に行われたヤクルトとのオープン戦で、守備の際にフェンスに激突し脳震盪で途中交代。それ以降は、二軍で調整を続けている。
外野の難しさを語る
今季は新外国人・ダフィーが加わったため、細谷は紅白戦から左翼での出場が増えた。
外野の守備について細谷は「今年は内野の外国人が入ってきたので、内野の枠が結構、なんていうんですかね、なかなか難しくなってくる部分がある。そういう意味では、外野をしっかりできるようにしておくという意図もあると思う」と説明。
また、外野の守備は三塁の時と比べ、投げる距離が当然変わってくる。細谷は「距離感だとか打球感。後ろに行くボールなのか、伸びるボールなのか、前に行くボールなのか、打球感は練習しないと身に付いてこないのかなと思います」と外野の難しさを語る。
「今のところないです」と脳震盪の影響はない。打撃と守備の両方でアピールし、今季もZOZOマリンで、「サンキュー幕張!」を轟かせてほしいところだ。