ニュース 2017.03.24. 13:53

早実が延長戦を制し2回戦へ 決勝打の野田は4打点

【第89回選抜野球大会】
● 明徳義塾 4 - 5 早稲田実 ○
<3月24日 1回戦>

 明徳義塾(2年連続17回目)と早稲田実(4年ぶり21回目)の名門校対決は、延長戦の末、早稲田実が勝利した。

 試合は初回から動いた。明徳義塾は一死無走者から2番・中坪の四球、3番・西浦の右前打、4番谷合で満塁とすると、内野フライを挟んだあと6番・今井、7番・近藤の連続タイムリーで3点を先制する。

 早稲田実も2回表二死一、三塁から9番・野田が右安を放ち、1点を還すと、7回にも二死一塁から再び野田が三塁打を放ち1点差に迫る。

 8回裏に明徳義塾が谷合のソロ本塁打で再び突き放す。しかし、早稲田実も粘りをみせる。9回表に早稲田実も無死一三塁から野田の三ゴロの間にランナーが還り、3対4と再び1点差。

 さらにエラーと四球で満塁とすると、4番野村も四球を選び押し出しで4対4の同点に追いつく。すると、続く10回表に一死無走者から橘内が左翼に二塁打、左飛を挟んで野田が中堅に適時打を放ち、5対4と勝ち越しを決めた。

 この裏の守備を、9回裏から登板していた石井が抑えて早稲田実が延長戦を制した。

 早稲田実は5打数3安打4打点の2年生・野田の活躍が光った。一方で明徳義塾は北本が162球の熱投を見せたが、惜しくも実らなかった。
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