【第89回選抜野球大会】
○ 静岡　12 － 3　不来方 ●
＜3月24日　1回戦＞

　春の選抜・大会5日目の第3試合は、16回目の出場となる静岡（静岡）と、21世紀枠で初出場となる不来方（岩手）の対決。

　不来方は1回表、二死一塁から4番・エースの小比類巻が二塁打を放ち、先制点を挙げる。直後の1回裏に静岡もすぐさま反撃に出る。先頭打者の村松が中安を放つと、その後投失と死球などを挟み二死満塁として、5番・森の遊ゴロの間にまず1点。さらに6番・藤田、7番稲角、8番・池谷の3者連続ヒットが飛び出し、計5点を奪う。

　さらに3回に二死満塁から2番・前田が押し出し四球を選び、1点を追加。5回にも池谷の内野安打をきっかけに一挙3点を挙げて9対1と大きくリードを広げた。

　不来方も8回表に9番・舟山の中安を皮切りに一死一二塁とし、暴投と内野ゴロで2点を返すが、反撃はここまで。最後まで攻撃の手を緩めなかった静岡が16安打を放ち、12対3で勝利した。