好調な新助っ人は?
オープン戦も残すところ1試合となった。即戦力として期待される各球団の新外国人たちは、開幕一軍に向けアピールを続ける。
中でも目立った働きを見せているのは、ロッテの新助っ人・ダフィーだ。三塁のレギュラー候補として加入したダフィーは、オープン戦初出場となった2月25日のヤクルト戦から2試合連続本塁打。3月11日のDeNA戦では、本塁打を含む3安打5打点の大暴れ。4本塁打、15打点は12球団トップの成績を残している。
プロ野球独立リーグ・ルートインBCリーグの石川から加入したDeNAのシリアコも、存在感を見せる。ここまで16試合に出場して、打率.356、5打点と猛アピール。一軍の外国人枠は4つ。ロペス、ウィーランド、パットン、エリアン、クラインとの争いにも勝って、一軍の切符を掴むことが出来るか注目だ。
投手では、DeNAパットンが守護神を目指している。新守護神候補として期待されるパットンは、ここまでオープン戦、5試合に登板し失点は0。その座を争う山崎康晃も、オープン戦5試合に登板して無失点と、非常にレベルの高い争いを繰り広げている。
その他、コーク(オリックス)、ギルメット(ヤクルト)、シュリッター(西武)なども存在感をみせる。
苦戦するジェンセンとクライン
一方で、苦戦する外国人もいる。ソフトバンクの新外国人ジェンセンがそうだ。オープン戦では、2本のアーチを描いているが、確実性が低く打率は.161と低迷。力強いバッティングは影を潜めている。
開幕ローテーション入りが濃厚と噂されるクライン(DeNA)も、4試合に登板して、17イニングを投げ21の四球。防御率は6.88と四球から失点するケースが多く、制球力に課題を残す。25日の西武とのオープン戦でも、3回2/3を投げ、5与四球、5失点と精彩を欠いた。
オープン戦で活躍した選手は、シーズンが始まってからも継続して活躍できるのか…。オープン戦でいまひとつだった選手は、シーズンで巻き返すことができるのか…。非常に注目だ。