オープン戦
○ 中日 6 - 2 楽天 ●<3月26日 ナゴヤドーム>
中日がオープン戦ラストゲームに快勝。WBCから帰還し、オープン戦出場2試合目となった平田がソロ本塁打を放つなど、役者が結果を残した。
中日は初回、楽天先発・古川の暴投で先制すると、なおも一死満塁から6番堂上が中犠飛を放ち2点目。3-0の4回は、代打・藤井の右前適時打で4点目を奪うと、5回は二死走者なしから、5番平田が左翼席へ飛び込むソロ本塁打を放った。
投げては先発ローテーション入りを目指す先発・バルデス、2番手・又吉、3番手・鈴木が揃って無失点。8回には、平田ともにWBCに出場した岡田が5番手としてマウンドに上がり、1イニングをパーフェクトに抑えた。
本拠地・ナゴヤドームでオープン戦未勝利(5敗2分け)と苦しんでいた中日だったが、最終戦でようやく勝利。通算でも5勝11敗3分と大きく負け越したが、25日に「9番・指名打者」で出場した吉見、この日も同起用の大野が送りバントをしっかり決めるなど、テスト最優先で調整を重ねてきた。
この日もルーキー・京田が二盗を決めるなど、セ・リーグトップの28盗塁を記録した今オープン戦の中日。勝敗以上に“原点回帰”のイメージを残し、いよいよ31日の巨人戦(東京ドーム)から、巻き返しを図るシーズンに臨む。