ニュース 2017.03.27. 11:05

秀岳館が昨夏王者・作新を撃破!史上5校目“夏春連覇”の夢打ち砕く

【第89回選抜野球大会】
作新学院 2 - 3 秀岳館
<3月27日 2回戦>

 ベスト8入りをかけて行われた大会第8日目の第1試合は、秀岳館(熊本)が作新学院(栃木)に3-2で勝利。接戦を制し、連続4強入りの昨年春・夏につづいて3季連続でのベスト8進出を果たした。

 先制したのは昨夏の王者・作新学院。初回に二死ながら三塁に走者を置くと、秀岳館先発・田浦の暴投で1点を先制。欲しかった得点が意外な形で転がり込んだ。

 それでもそこから立ち直りを見せると、エースが自らを援護。4回裏、二死三塁から山下が適時二塁打を放って同点に追いつくと、つづく田浦はライトへ適時三塁打。自らのバットで逆転に成功した。

 5回にも内野ゴロで1点を加えると、立ち直った田浦が6回まで作新打線を3安打に封じる好投を披露。走者を背負っても確実に併殺で切り抜け、付け入るスキを与えない。

 その後、秀岳館は7回途中にピンチを迎えたところで2番手・川端へとスイッチ。昨年チームを支えた両左腕によるリレーで逃げ切りを図る。

 川端は8回に適時打を許して1点差に迫られるも、二死満塁のピンチは空振り三振で切り抜けてピンチ脱出。9回も二死満塁と大ピンチを作りながらも無失点で切り抜け、3-2で逃げ切り勝ち。なんとか1点のリードを守りきった。

 勝った秀岳館はこれで春~夏~春と3季連続で甲子園ベスト8入り。安定した強さを見せつけ、悲願の優勝へまた一歩近づいた。

 一方の昨夏王者・作新学院は2回戦で敗退。秋の関東王者として挑んだ甲子園で史上5校目の夏春連覇を達成することはできなかった。


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