投手陣の期待は大瀬良と九里
リーグ2連覇を目指す広島の緒方孝市監督が27日、『セ・リーグファンミーティング2017』で今季の展望を語った。
昨季は田中広輔、菊池涼介、丸佳浩、新井貴浩、鈴木誠也、野村祐輔、ジョンソン、ジャクソン、中崎翔太といった選手たちの活躍が目立ち、圧倒的な強さで25年ぶりのリーグ優勝を達成した。
投手陣に目を向けると、今季はチームの精神的支柱だった黒田博樹が現役を引退。先発ローテーションの枠が1枚空いた。この穴埋め役として緒方監督は「大瀬良、九里に期待している」と2013年ドラフト1位、2位の両右腕の活躍を期待する。
大瀬良はオープン戦最終日となった3月26日のソフトバンク戦に5回1失点と好投。九里もオープン戦では、2試合に登板して、10イニングで無失点に抑えるなど、開幕先発ローテ入りへアピールを続けていた。
鈴木の4番構想を掲げる
打線については、「上位の“タナキクマル”は打線の看板でもありますし、当然引っ張って行ってもらいたい中心選手」と田中広輔、菊池涼介、丸佳浩に絶大の信頼を置く。
ただ、4番については「今季の一番の課題」と緒方監督は話す。「(新井は)非常に調子がバッティングの状態がいい。開幕戦に4番で打つ可能性が非常に高いです」と昨年の4番新井貴浩を据える方針を示したが、「鈴木誠也は昨年以上の成長が見られれば、4番に据えようかなという考えがあります。逆にプレッシャーがかかって、成績が落ちるようならば他の誰かをいれなければいけないな」と4番・鈴木の構想があることも語った。
リーグ2連覇を目指す広島。オープン戦は4勝11敗2分と負け越したが、シーズンでしっかり立て直すことができるか非常に注目だ。
(提供=ニッポン放送ショウアップナイター)