「修一がすごい執念でヒットで出たので、なんとかチャンスで回ってくると信じて打席に入りました」。
サヨナラ3ランを放った巨人の阿部慎之助は、このように振り返った。9回にサヨナラの足がかかりとなるライト前ヒットを放ったのは、代打で出場した村田修一だった。
村田は15年打撃不振で苦戦したが、昨季3年ぶりに打率3割(.302)を記録し、本塁打(25本)と打点(82打点)はチームトップをマーク。3年ぶりにベストナインを獲得するなど、復活を印象付けるシーズンとなった。
ところが、2年連続リーグ優勝を逃したことが関係しているのか、オフにチームは大型補強を敢行。村田の新たなライバルとして楽天時代の13年に打率.292、28本塁打、93打点を記録したマギーが加入した。キャンプからマギーと三塁のポジションを争ってきたが、昨季全143試合に出場した村田は開幕戦ベンチスタート。結局、開幕戦は出番がなかった。
1日に放送されたニッポン放送ショウアップナイター巨人-中日戦の解説を務めた田尾安志氏は、村田を心配し同日の練習中に話しかけたという。田尾氏とのやり取りの中で村田は「僕も大人ですから」と非常に落ち着いたトーンで話したそうだ。田尾氏は「選手としてはベストナインを受賞して、打率3割以上打って、使わないのかと本音で言いたいところ。チームの事情で出してもらえないのは、歯がゆいものがあると思いますよ」と村田の気持ちを代弁した。
実況した山田透アナウンサーも、開幕戦でチームが得点し盛り上がっている中、村田はベンチで口真一文字だったというエピソードを披露。これに田尾氏は「それでいいと思うんですよ。プロ野球はチームプレーですけど、クソっていう気持ちがエネルギーに変わる」と悔しい気持ちを持つことは重要だと話す。
村田の状態が良ければ、一塁の阿部慎之助を含めて、マギーと併用が予想される。まだシーズンは始まったばかり。男・村田が、悔しさを晴らすチャンスは十分にある。
(提供=ニッポン放送ショウアップナイター)
サヨナラ3ランを放った巨人の阿部慎之助は、このように振り返った。9回にサヨナラの足がかかりとなるライト前ヒットを放ったのは、代打で出場した村田修一だった。
村田は15年打撃不振で苦戦したが、昨季3年ぶりに打率3割(.302)を記録し、本塁打(25本)と打点(82打点)はチームトップをマーク。3年ぶりにベストナインを獲得するなど、復活を印象付けるシーズンとなった。
ところが、2年連続リーグ優勝を逃したことが関係しているのか、オフにチームは大型補強を敢行。村田の新たなライバルとして楽天時代の13年に打率.292、28本塁打、93打点を記録したマギーが加入した。キャンプからマギーと三塁のポジションを争ってきたが、昨季全143試合に出場した村田は開幕戦ベンチスタート。結局、開幕戦は出番がなかった。
1日に放送されたニッポン放送ショウアップナイター巨人-中日戦の解説を務めた田尾安志氏は、村田を心配し同日の練習中に話しかけたという。田尾氏とのやり取りの中で村田は「僕も大人ですから」と非常に落ち着いたトーンで話したそうだ。田尾氏は「選手としてはベストナインを受賞して、打率3割以上打って、使わないのかと本音で言いたいところ。チームの事情で出してもらえないのは、歯がゆいものがあると思いますよ」と村田の気持ちを代弁した。
実況した山田透アナウンサーも、開幕戦でチームが得点し盛り上がっている中、村田はベンチで口真一文字だったというエピソードを披露。これに田尾氏は「それでいいと思うんですよ。プロ野球はチームプレーですけど、クソっていう気持ちがエネルギーに変わる」と悔しい気持ちを持つことは重要だと話す。
村田の状態が良ければ、一塁の阿部慎之助を含めて、マギーと併用が予想される。まだシーズンは始まったばかり。男・村田が、悔しさを晴らすチャンスは十分にある。
(提供=ニッポン放送ショウアップナイター)