○ レイズ 7 - 3 ヤンキース ●
<現地時間4月2日 トロピカーナ・フィールド>
メジャーリーグの2017年シーズンがいよいよ開幕。敵地でのレイズ戦に先発したヤンキースの田中将大は、3回途中までに7点を失う大乱調。2回2/3でノックアウトされ、チームも開幕戦を落とした。
オープン戦では6試合の登板で3勝(1敗)、防御率は0.38と絶好調だった田中将大。キャリア8戦で6勝負けなしのレイズ戦ということもあって期待は高まっていたが、立ち上がりから苦しい投球を強いられる。
連打でいきなり無死二・三塁のピンチを招くと、3番のロンゴリアに犠飛を許してあっさりと先制。一死を取るも、なおも内野安打と四球で満塁のピンチを作り、モリソンには足元を抜かれる安打。二者が生還し、0-3とリードを広げられた。
味方が2点を返した2回は先頭からかんたんに2つのアウトを奪い、立ち直りの兆しを見せたかに見えたところ、キーアマイヤーに四球。走者を出してしまうと、ロンゴリアにレフトスタンドギリギリに飛び込む一発を浴び、さらに2失点。3回にもモリソンのソロと捕手・サンチェスの失策で2点を失い、3回途中7失点でノックアウトとなってしまった。
その後はラインからウォーレンとつないで反撃にかけるも、打線がレイズ先発のクリス・アーチャーを前に3回以降はチャンスらしいチャンスも作れず。試合は終盤戦へと突入していく。
迎えた7回、ヤンキースは二死ながら満塁と久々のチャンスを作るも、サンチェスが遊ゴロに倒れて無得点。アーチャーの最後の踏ん張りを前に屈した。
最後は9回に1点を返したものの、試合は3-7で終了。ヤンキースは鬼門の開幕戦を今年も落とし、これでオープニングゲームは6連敗。田中も3度目の正直とはならず、開幕戦は3戦未勝利のままで、今年も嫌な流れを断ち切ることができなかった。