● 中日 1 - 2 DeNA ○
<3回戦 ナゴヤドーム>
DeNAが2番梶谷の逆転2ランで接戦に勝利。先発のドラフト1位左腕・浜口が7回途中1失点と好投し、うれしいプロ初白星を手にした。
DeNAは1点を追う6回、簡単に二死を奪われるも、1番桑原がこの日2安打目となる左前打を放ち出塁。ここで今季から2番に入る梶谷が、中日先発・吉見から中越えの2号2ランを放ち、一振りで試合をひっくり返した。
浜口は2回、6番堂上に先制適時打を許したものの、その後は粘りの投球を展開しゼロ行進。4回には一死満塁の大ピンチを迎えたが、ここでも強気の投球を見せ、7番京田、8番木下拓を連続三振に仕留めた。
2-1となった7回、浜口はアクシデントのため緊急降板したものの、一死二塁の場面でリリーフした2番手・砂田が、バックの好守にも救われこのピンチを零封。浜口は結局、6回1/3を投げ、7安打6奪三振1失点(自責点0)の好投。砂田のあとは須田、山崎康とつなぎ、最後を締めた山崎康は2セーブ目を手にした。
ウイニングボールを手にヒーローインタビューに応じた浜口は「1勝目を挙げられてホッとしています」と安堵の表情。「先制点を取られ苦しい展開だったが、粘っていれば逆転してくれると信じていた。(4回のピンチは)もう1点もやらないつもりで、しっかり投げ切ろうと思いました」と冷静に登板内容を振り返った。
7回は足を気にしながらの緊急降板となったが、「もう大丈夫です。次もしっかり投げたい」と浜口。若い投手陣に、またひとり頼もしい左腕が加わった。